2011年12月19日月曜日

黄金の日々

今月の日経「私の履歴書」は松本幸四郎(6代目市川染五郎)。
私の高校生の時のアイドルは、6代目市川染五郎さんだった。かなり真剣。そのきっかけになったのが、先ごろ亡くなられた市川森一さんが書かれたNHK大河ドラマ、「黄金の日々」。キュロットスカートの助佐(呂宋助左衛門)が染五郎さん。

根津甚八(五右衛門)や川谷拓三(善住坊)のキャストは新鮮だったし、唐十郎、李麗仙、という状況劇場の俳優はかっこ良かった。劇団四季でトニーやジーザスを歌っていた鹿賀丈史が、TVに登場して驚いたっけ。夏目雅子や竹下景子は初々しくて美しく、栗原小巻(美緒)は凜としていた。鶴田浩二、緒形拳、児玉清、宇野重吉、神山繁、丹波哲郎、高橋幸治・・・、素敵な俳優をあげたらきりがない。

あんまり真剣に見たので日曜日1回で大体セリフを覚えてしまい、土曜日の再放送では、登場人物と一緒にしゃべった。そして、一年が過ぎ、ああ、もう終わってしまったのだ、二度と見られないのだ、とサミシイ思いをしてたら、なんと歌舞伎座で舞台になるという。あの助左衛門@染五郎がナマで見られるのだ!高校生には切符は高かったし、一人で行くのも何となくさみしいので、踏ん切りがつかないがやっぱり行きたい。そこで、乗り気でない友達を説き伏せ一緒に見に行ってもらった。美緒は坂東玉三郎さん、他も片岡孝夫さんとか名だたる俳優が出演なさっていたけれど、やっぱりTVとはちょっと勝手が違い、思ったほどコーフンしなかったことは覚えている。でも見にいかなかったら一生後悔したことだろう。

さて、今日の「私の履歴書」はまさにその「黄金の日々」について。その中で、「黄金の日々」を高校生の時に見て、人生の指針にしたいと行ってくれた人に十数年後に出会った。劇作家の三谷幸喜さんで、テレビドラマ「多様のレストラン」や時代劇で一緒にお仕事をした。とあった。

実は三谷幸喜さん、もちろん名前は知っているけれど、あまり作品をちゃんと見たことはない。しかし、同じようにあの番組にのめり込んでいた高校生がいたのかと思うと、素直にとっても嬉しい。
幸せな一年だったな、昭和53年。

2 件のコメント:

  1. Angelaさんへ。
    たこ焼きのレシピ私の方にも書いたのですがお知らせしますね。
    たこ焼きは小麦粉300gに対して冷水1リットル。
    卵3個。だしは5gとレシピにありました。(適量と書いたのですが)
    ベーキングパウダーは小さじ1と書いていたのですが
    心持ち多めに入れました。
    だしもかつお節を粉にしてたっぷりと入れるのが
    私は好きです。
    やはり今夜もたこ焼きにしました♪ ふふっ♪

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  2. ありがとうございます!
    粉物ってどうしてこんなに美味しいんでしょう・・。
    私は明石焼きも好きです。

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