人間の女子高生ベラと吸血鬼の男子高校生エドワードの物語。ステファニー・メイヤーの原作を読んだ女の子が、私も血を吸われたい、と大騒ぎしたベストセラーの映画化。ベラは『イントゥ・ザ・ワイルド』のクリステン・スチュワート、エドワードは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のロバート・パティンソン。
ハリーポッターの延期に伴って上映されたこの映画、ふたを開けてみれば世界中の女の子がハマった大当たり。私でもズブッと片足をのめりこませたような感じ。筋書きどうりの”初恋”が見る人に満足感を与えるのだろうか。色白と言うよりも白塗りのエドワードが、「僕に近づくな」と毎日ベラに近づき、人間離れした能力で彼女を交通事故から間一髪で救い出す。このへんは”ロズウェル”っぽい。そして、なんてことなく簡単にエドワードの正体がわかっちゃうベラ。彼はあっさり認めて自分の秘密やら、ちょっと体の硬いスパイダーマンのようではあるが多彩な芸を披露する。ものすごく強いのに暴力振るわずガンつけただけで悪者は逃げてくし、必要な時に現れて「君を守る」と静かに語られれば、自分に言われてるわけでもないのに年齢を超えてテンション上がる、上がる。
さすが女性監督、視点はマッチョにならず、何が女子の、いや、オットもはまったみたいだから、老若男女の心をくすぐるか、徹底的に分かっておられる。ベラ役のクリスティン・スチュワート、吸血鬼ならずとも本当に美味しそうに見えてくる。エドワード役のロバート・パティンソン、見れば見るほど変な人<<素敵な人。口紅塗ってるし、真っ白だけど、「インタビュー・ウイズ・バンパイア」みたく青筋立ってないし、100歳超えてるのに初々しいのがいい。
「ポーの一族」思い出すなぁ。
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