絵本の世界に出てきそうなエリリンさんの写真を見てふと思い出したのが右のミヒャエル・ゾーヴァ氏の絵。
1945年ベルリン生まれ、在住の画家・イラストレーターで、1993年『ちいさなちいさな王様』の挿絵が注目を浴びる。最近は絵にとどまらず、オペラ「魔笛」(1998年)の舞台 美術・衣裳、映画「アメリ」(2001年)では絵と小道具を制作、さらに映画「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(2005年)で は背景のイメージを提供。
で、興味深いのは「緑の党」の初期選挙ポスター(80年代)を描いていたこと。「緑の党」は学生運動の流れを組む新左翼色の濃いエコロジー政党、90年代には「ドイツ社会民主党」と連立を組み与党となった。昨年、銀座松屋で展示されたものを見たけれど、韻を踏んだキャッチコピーといい、風刺のきいた上質なイラストといい、見たものの心わしづかみ。もし私がドイツ人だったら、ポスターを見ただけで思わず票を入れてしまったかもしれない。というよりも選挙ポスターだって気が付かなかったかも。当時、緑の党はまだ学生運動に毛が生えた程度のグループで、その友人のために一肌脱いだのであるが、今は党とは距離を置いているそうである。
私はゾーヴァ氏の絵を見ると、子どものころ読んだグリム童話が頭に浮かぶ。深い緑や青やグレーが私の心の中のドイツの森そのものだからかもしれない。
写真リンクしていただいてありがとう!
返信削除ミヒャエル・ゾーヴァさんの絵は私も大好きです。
「ちいさなちいさな王様」は私の本棚にもあります♪
選挙ポスターに使われていたなんてなんて粋なんでしょう!
そうそう「アメリ」の中の電気スタンドか何かをデザインしていたらしいですね。
それを知ってもう一度映画を見ていたいと思って
そのままになっていますけど....
緑の色がちょっと違うんですよね。
深みがあって好きです。
絵本もたくさん出版されていますね。
エリリンさん、こんにちは。
返信削除ホントに素敵な写真ですが、あのような風景に出会うエリリンさんの毎日も素敵です。私はバタバタして、絵や映画や写真から二次体験してオシマイの日々・・。そろそろ足元を見つめなおしてと思ってますが、昨日もビール飲んでテレビ見て寝てしまいました~。