2007年9月14日金曜日

バイリンガル その1

子供のバイリンガル教育について。

外国語の早期教育に関しては、母国語の発達が遅くなるとか、どちらも中途半端になるとか、早いうちに始めたほうが絶対よい云々。いろんなことを言う人がいる。はたして正解があるとも思えない。

ワカを何語で育てようと夫婦で話したことはない。生まれた瞬間から、自分達の母国語で勝手にワカに話しかけ始めた。加えて我が家は夫婦の共通語がどちらかの母国語ではない。要するに、三人の共通語はない。

ワカは10ヶ月から保育園に通い始めた。1歳半くらいから英語日本語ちゃんぽんで単語を話すようになってきた。日本語:デンシャ、ゴミシューシューシャ、ホイクエンなど、英語:Moon, Air plain, balloonなど。いずれにせよこの時期はまだ単語の羅列、何語で話しかけようが幼児らしく理解。テレタビーズ、トーマス、メイシー、セサミストリートなどを好んでよく見ていた。2歳過ぎからは保育園でいろいろ仕入れてきて、一気に日本語優勢。

英語が話せなくなるとあせりを感じた父親が、巻き返しを図るべく絵本の読み聞かせ攻撃。それにしてもがんばりましたオット。 自然に言葉を覚えるなんて大違い。常に間違いを訂正し、いつも言葉の意味を教え、努力を惜しまなかった。子供が言葉話を話すのは、家庭で親が話しかけてくれたから。特に一対一で対話をすることによって、言葉を覚える量が格段に違ってくる。話す言語が一つの場合はこともは勝手に言葉を覚えるのだと思ってしまうが、実は違うのだと気が付いた。

保育園のお友達には・・・
  • お父さんがアメリカ人でお母さんが日本人の女の子。お父さんが日本語を勉強していたので、家庭での共通語は日本語。この子は日本語のみ。
  • お父さん日本人、お母さん中国人の女の子。お母さんが日本語が達者だったので、この子も日本語のみ。
  • 両親がインド人の男の子。家族とは英語で話していたが、その後めきめき日本語が上達。
  • お父さんドイツ人、お母さん日本人の男の子。お母さんは日本語話せずお父さんと英語で会話、お父さん日本語話せるけどちょっとブロークン。うちの環境と似ている。お母さんといる時間が長いので日本語の方がしっくりくるらしいが、お父さんのドイツ語も理解している。
  • お父さん日本人、お母さんドイツ人、二人の共通語はフランス語。子供は日本語とドイツ語。

このようにどこの家庭もそれぞれ。子供は”思ったようには育たないが、育てたようにしか育たない”・・・。

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