頭で寝かせた思い出、忘れないうちに綴ってみる。
ロンドンからユーロスターでドーバー海峡を渡り、ブリュッセルを半日観光してブルージュに泊り、アムステルダムに。中心部は徒歩と路面電車で観光が楽しめる。滞在した2泊3日は電車と博物館がセットになった48時間チケットを購入、フルに使って夏の終わりのアムステルダムを満喫した。
まずは、「アムステルダム市立近代美術館」。
19世紀終わりに建てられた16世紀オランダルネサンス様式のヴァイスマン・ビル(左/レンガ作りの建物)と、2012年に改修を終えたベンサム・クロウェル・ウイング(右/白の建物)という全く異なる2つの建造物からなっている。
(写真:John Lewis Marshall) |
ヴァイスマン・ビルは今まで行われてきた改築や増床でその姿を変えてしまっていたが、今回の改修で当初のネオ・ルネッサンスのデザインがよみがえったそうだ。
細部まで心の行き届いた内装、そこに照明と自然光が実に巧みに使われている。大きな窓には半透明のスクリーン、外の風景が絵画のようだ。ああ、このセンスの良さ!
実に贅沢な階段 |
階段の上 窓の向こうには伝統的な建物 |
そんな完璧な空間に選び抜かれた近代絵画、工芸がゆったりと整然と展示されている。空気を吸うように作品を体に取り込むことができる。まさに天国。住み込みさせていただきたい・・・
ゆったりとした空間 |
人が入ると天井の高さがわかる |
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