2009年11月28日土曜日

聖ジョルジェ教会 その2


白い外壁で囲まれた外側から一歩入ると、目の前にはあでやかな世界が広がっていた。青を基調になんと1万5千色ものモザイクで文様や聖人が描かれ、壁の下から天井まで、隙間なく飾りつけられている。

左は1階の祭壇。1階といっても天井がズズズ~と高いので、地上部といったほうが正しい。
オーソドックス(セルビア正教)の教会には椅子が無く、礼拝は立ってする。

祭壇側から入り口を望む


天井まですべてモザイクで装飾されていて、ドームから差し込む光の中を天使が飛んでいる。


ドームのてっぺんにはイエス・キリスト。
電気ではなく自然光、とても明るい。



近代セルビアの原点ともいえる教会だから、ガイドも一生懸命説明してくれる。何の装飾もされていない棺と柱の白さが、かえって目を引く。(その3へつづく)

2009年11月27日金曜日

聖ジョルジェ教会 その1 

ベオグラードから70㎞、トポラという町で1804年、オスマン・トルコ帝国に対して、セルビア人が武装蜂起。  そのリーダー的存在だった人物がジュルジェ・ペトロビッチ、通称カラ・ジョルジェ。”カラ”はトルコ語の”黒”という意味で、漆黒の髪を持つ2mほどの巨漢は、結構ザンコクな性格でオスマン・トルコに大変恐れられたらしい。後にオスマン・トルコから分離独立したセルビア王国で はカラ・ジョルジェの子や孫が王位に付き、カラジョルジェ家(通称がファミリーネームに?)は王家となる。

カラジョルジェ家は第二次世界大戦のドイツ軍侵攻の際国外に亡命し、戦後の共和制移行で廃位そのまま国外にとどまった。2001年にユーゴの体制変革で、没収されていた財産が変換され帰国を遂げる。この一家のHPもある。王妃はギリシャ人なのね。  

前置きが長かったけど、その王家の霊廟がトポラにある聖ジョルジェ教会。3回にシリーズでご紹介。


   小高い丘に続く緩やかな林の中の坂道を上がると、

真っ白な壁の、実にシッカリ&スッキリした印象の教会が忽然と現れる。1904年から8年かけてシッカリ建造された。
教会名の由来は”カラ・ジョルジェ”からではなく、キリスト教の聖人”聖ジョルジェ”(聖ゲオルギウス、聖ジョージ)から。 
竜を退治した聖人として信仰の対象となっている。
遠くからは白1色に見える外壁も近寄ってみると・・・


 ・・・美しい細工が見られる。
入り口の扉の上部には、白い大理石に施された美しい彫刻。
そしてモノトーンの大理石に縁どられて、ひときわ目立つ豪華な金色のモザイク。
聖ジョルジェが竜を退治しているところ。
(その2につづく)

2009年11月25日水曜日

子供と少年の間

夏が終わる頃、ワカに背の高さがほとんど追いつかれてしまった。それがうれしいのは私のほうで、背比べしたくって「となりに立って!」と頼むのであるが、当の本人は嫌がる。朝ご飯のとき、寝癖がついてる髪を触ると逃げられる。いよいよ覚悟のしどころかと、去りゆく季節を惜しむように切ない親ゴゴロ。

しかし、季節の変わり目と同じように、少年も行きつ戻りつ成長するらしい。しばらくのめりこんでいたフライトシュミレーター熱がパタリとおさまり、ここ1週間ぐらいは仮想世界からはなれ、レゴや積み木で飛行場を作り、空想を張り巡らせている。昨日はまるで5歳の子供に戻ったように、私とオットの目の前で、「モンスターズ・インク」の曲を上機嫌で踊りながら歌っていた。しあわせ、である。

・・・なんだか子供というろうそくの最後の芯が、勢いよく燃えているような感じ。もう少し、そのままのワカでいてね。
以下、作者・撮影者に無断掲載につき、コソコソしている私。

上空から見た町の風景
(写真・作/ワカ)        









窓のないターミナル      
 (同上) 






な、なんだ?突然、神社登場。表参道か?
(同上)                  

2009年11月24日火曜日

クリスマス・キャロル

ロバート・ゼメキス監督。すっかり気に入ったラ・ゾーナ川崎のIMAXで3Dを満喫。
「ポーラー・エクスプレス」(2004年)はもう閉館した品川のIMAXで見た。その時から俳優の演技をデジタル的に採り込む、パフォーマンス・キャプチャー技術による映像は格段に進歩。とくに人物に関しては驚き。すごい。”ポーラー”のときは、人間の肌も表情も、なんといったらいいか・・、早い話がアニメーションにしか見えなかったのだけれど、今回はパフォーマンス・キャプチャーの良さが最大限に生かされている。

ジム・キャリーは1人7役の声をこなし、八面六臂の大活躍、まさに彼の独り舞台。が!ゲーリー・オールドマン様も負けていない。 スクルージにこき使われている小柄で家族思いの事務員、ボブ・クラチット (Bob Cratchit)。スクルージの共同経営者で、生前の行いを悔やむ ジェイコブ・マーレイの幽霊、 (Ghost of Jacob Marley)。下半身が不自由で松葉杖に頼るボブ・クラチットの末の息子、 ティム・クラチット(タイニイ・ティム)(Tim Cratchit; Tiny Tim)、の3役をこなす。声もさることながら、あのゲーリー様を(よくもあそこまで)情けなくしたクラチットのCGには、大拍手。そしてもう一人忘れてはいけない人、スクルージの甥はコリン・ファース様。うふふ、実写でなくてもエレガントでお上品ななエッセンスはしっかり画面から伝わるわ。

随所に「バック・トゥー・ザ・フューチャー」の明るさや「フォレスト・ガンプ」の純粋さ、または「コンタクト」の神秘さや「永遠に美しく」の愚かさなどのテイストを感じさせながら、名作古典を生き生きとよみがえらせている。いや、20世紀の私は遠い国の名作古典としてしか読んでいなかったけど、これを見て、19世紀のイギリスの守銭奴やその社会の在り方を、自分たちの社会に置き換えてまじまじと考えてしまった。

さて、映画館入場の時、左のスクルージ人形がもれなくついてきた。これ、ストラップがついていて、ワカは大喜びで自分のバックに早速つける。”お金より愛”の映画のはずなのに、スクルージ人形には”金運UP”と説明書き。・・・あるにこしたことないよね。ああ、私の心の中の小さなスクルージが、チャリ~ンとお金を数えている音がきこえる~~。

2009年11月20日金曜日

ジーンズよ

去年、安いジーンズを見つけて喜んだことを書いた。それから1年半、ユニクロの980円を皮切りに、イオンがどうだ!と880円、西友がこれ見よがしに850円、ドンキホーテがなりふり構わず690円と、下がる下がるジーンズのお値段。

3990円は確かにインパクトはあった。アメリカでリーバイスを20ドルくらいで売っているSCがあったので、東京の物価から考えても努力がうかがわれる値段。でもね、690円って、なんか変。ストッキングだって500円、ラーメン一杯もそのくらい。適正価格からどう考えても外れているんじゃないか?こんなことしてどこかにヒズミが来ないのかなぁ・・・、とおせっかいな心配をしている私。

2009年11月19日木曜日

『歌伝説 ちあきなおみ・ふたたび』

何の気なしにリモコンをパチパチしていたら、ちあきなおみさんが歌っていた。歌も容姿も「濃い」印象しかなく、なぜ”喝采”や”夜間飛行”があんなにヒットしたのか、子供には分からなかった(全部歌えるけど・・・)。

やっぱり「濃いなぁ」、と思いながら何気なく見ていたら、う、う、う、チャンネルを替えられない。すごい、この人の歌は。”矢切の渡し”の男女の掛け合いの部分にびっくりし、”夜を急ぐ人”の「おいで、おいで」にのけぞった。私のちあきなおみさんへの長年のイメージをすっかり変えたのは、”朝日楼”(朝日の当たる家)。音域の広さと芝居さながらの歌に吸い込まれてしまった。いまさら、と思われるかも知れないけれど、いまさら気がついたのだからしょうがない。

しかし、私にとってのちあきさんはナンと言っても「さとうきび畑」。NHKの「みんなのうた」で初めて聞いたとき、やさしいアニメーションと一緒に流れるちあきさんの歌を聞いて、中学生の私はぽろぽろ泣いてしまった。そして「四つのお願い」や「X+Y=Love」(今聞くとすごい歌詞!)のちあきさんを思い出して、「あの人がこの歌を」と意外に思ったことも思い出す。

・・・そうなんだ、今回見た番組で気が付いたと思っていたけど、既に子供の私に彼女の歌の心は届いていたのだなぁ。それに気がつくのが遅かっただけで・・・。「みんなのうた」バージョンはなかったけど、「さとうきび畑」やっぱりいい。

2009年11月16日月曜日

学級閉鎖

もう時効だから書いてしまう。
先月ワカのクラスがインフルエンザで学級閉鎖になった。でもワカは元気で自宅待機が嫌で嫌でたまらないようだった。しかし誰に似たのか、真面目というお面をして歩いているような男子。元気だからと開き直ってルールを破ったり(これはオット)、見つかった時はシラを切ったりトボケたりすること(これは私)ができない。

それを見ていた不良老人の私の両親、「人に接触するようなことがなければいいわけでしょう。ならば車に乗っていればいい!」と言って横浜までドライブに連れ去ってしまった。とりあえず、彼の倫理からは外れていなかったらしく、とっても楽しんでいたらしい。しかし、案の定不良老人の誘惑には乗らず、一歩たりとも車外に出なかったそうだ。

・・・もうちょっと、融通のきく子に育たないものかなぁ。それとも、反面教師でよかったのかなぁ。

2009年11月14日土曜日

fish

左サイドバーの金魚ちゃんの水槽にカーソルを持っていくと、金ちゃんたちが集まってきます。動かすとそれについてきます。
マウス左をクリックすると”サイバーえさ”がぷちぷちぷちっと出ます。勿論金ちゃんたちは食べてくれます。

暇なとき遊んでやってください。金ちゃんたちの名前募集中。

2009年11月13日金曜日

ぬくぬく

「ウエルかめ」の胸がときめくシーン、そういえば私も何百年前、バイト先でこんなこと・・・、なんて照れながら見ているが、ウミガメ館の館長が亀園さんに”ほの字”なのには、なんとなし複雑な笑いが込み上げてきた。
その館長さん役の温水洋一さんが出ているDVD「ぬくぬく」。(タイトルをクリック)ねこもかわいいけど、温水さんにシンパシー感じるわ。

で、「ぬくぬく」を見ていたら、最高に笑えるニワトリさんを見つけた。これがまさしく”オチ”というもの。

!!注意!!にわとりのトサカがキモチワルイ人は見ないように(オットが見たら卒倒しますヮ)。

2009年11月11日水曜日

ねむの木のえばちゃん

4月にちょっと、というかけっこう奮発して2mほどのエバーフレッシュ(えばちゃん)を買った。夜になると葉っぱを閉じるのがかわいい。我が家にいる植物は、カンザキさんもベンジャミン君もぜんぜん手がかからない子たちばかりなので、あんまり調べずに購入したのだった。

ある日、えばちゃんの葉っぱの下の床が、べとべとしているのに気がついた。葉っぱを見るとべとべとしている。樹液が出る木だったのか、と内心「失敗したかなぁ」と思っていた。しかし、しばらくすると、ちっちゃな葉っぱがあちこちに落ちている。なんだか元気もないようだし。ちょっと肥料でもやろうかと思っていた矢先に、えばちゃんを買ったお店のお兄さんに道でばったり会った。

「木は元気にしてますか?」
「それが、樹液がすごいんですよね。」
「えっ(動揺した顔)、綿のようなものが木についていませんか?」
「そんなもの付いてないです。葉っぱがネトネトして、全体的にしょんぼりしてるんです。」
「綿のような虫が付いて、樹液を吸い取り糖分だけ排出することがあるんですけど、ほんとに綿のようなもの付いてませんか?」

綿のようなものがナンなのかちゃんと聞かずにその場は終わってしまい、でも糖分だけ排出する虫が気になってネットで調べてみると、カイガラムシという害虫らしい。画像特集を見ると、一口にカイガラムシといってもいろんな種類がいて、綿のようなものもいるし、ゾウリムシのようなの、サンヨウチュウのようなのもいる。はっきり言って気持悪い画像がてんこ盛りで、見ているだけで痒くなってきた。そして、そのカイガラムシはエバーフレッシュによく発生するそうなのだ。

そして、我が家のえばちゃんをちゃんと見ると、ゾゾゾゾゾ~。枝のデコボコと思っていたのはなんとカイガラムシ(サンヨウチュウタイプ)。それも半端でない、大名行列のように並んでいる。・・と言っても行進してるわけではなく、縦列のまましゃがみこんでいるような。とにかくベランダに出さねばならない。重くて一人では運べない、しかしオットは虫が大嫌い、口が裂けても今は言えない。「なぜ外に出すのだ、虫が付くじゃないか」とぶつぶつ言うオット。外に出した後で、真実を告げると、怒っていた。

しかし、オットにかまっているバヤイではなく、とにかく歯ブラシでカイガラムシをそぎ落とす。そして根から吸収するタイプの虫除け(オルトラン)をまいた。その甲斐あってか、一週間後にはほとんどカイガラムシは見られなくなった。それどころかえばちゃん、なんだか外気に当たって晴れ晴れとしているようにさえ見える。寒さに弱い南国の木だけれど、ここのところ暖かい陽気が続いているので、もうちょっと外で様子を見ようと思っている。今度はいろいろ調べたから、お部屋に戻ったときはちゃんとお世話するからね。

2009年11月9日月曜日

水銀体温計

会社の同僚のドイツ人はとっても心配性。今朝も眉間に皺を寄せて出社。何でも水銀体温計を壊してしまったらしい。ターミネーターのワルモノよろしく、ころころ転がる水銀の玉を掃除機で吸ったりして全部片付けたつもりだった。しかし、一晩明けて、部屋の隅っこに朝日に輝く直径0.2mmくらいの(要するにほとんど見えないほどの)玉を見つけ、なにやら不安になってしまったようなのである。

実は私、子供の頃水銀体温計を噛んで壊してしまったことがある。かなり小さかったけれど、母親の激しい動揺と、水銀の玉がころころ転がっていく様子、口に広がる変なにおいを今でもはっきり覚えている。でもまだ元気で生きている。安心させようとしてそれを話してみたが、ぜんぜん眉間の皺が消えない。かえって怖がらせてしまったようだ。あわてて「・・・、だから私、水銀のせいでちょっとヘンなのかも知れませんけどね。」と、言ってみたけど、ぜんぜん笑ってくれない。

しょうがないからウィキペディアを一緒に読む。
”体温計に使用される水銀は液体のまま経口摂取しても、そのまま排泄されるから無害である。”
ほらね、大丈夫なんですよ、と言おうとしたその先に、 
”破損した水銀体温計からこぼれ出た水銀をそのままにしておくと、徐々に水銀が気化し、肺を通じて人体に取り込まれ、主に腎臓や神経に悪影響を及ぼす(水銀中毒)。”と書いてある。
一瞬緩んだ眉間の皺はまたもや元に戻り、すっかりマリアナ海溝。

「神経に悪影響、あ、だから水銀吸っちゃって、そんなに神経質なんですよ!」
・・・冗談通じず。
「刺身を食べても水銀がたまるって言うから、そのくらいの水銀、大丈夫ですよ。」
・・・ますます墓穴。
しばらくそっとしておくことにした。

そして、その日の夕方、すっかり明るい顔をしている。どうやらかかりつけのお医者さんに電話して、一笑に付されてしまったらしい。なんだ、私もヘンに慰めようとしないで、笑い飛ばせばよかったのだ・・・。昔は各家庭に一本はあった水銀体温計、今は電子体温計に。正しく廃棄処理されているのだろうか。考えてみると、そっちのほうがコワイ。

2009年11月7日土曜日

松井くん、おめでとう

松井君は穏やかで、肩の力が抜けていていい。もし、私がどんな人が好きかと聞かれたら「若い人では松井君みたいな人」、と返事するだろう。
実家の母は大変な”面食い”なのだけれど、「松井君は例外!」とこれまた失礼なんだか、ほめているんだか分からないような事を言っている。
そして、意気揚々と我がことのように、
「松井君がVIPとったわよ!」
と、言い放っていた。
ま、どこに言ってもVIP扱いになることは間違いないけれど。

2009年11月2日月曜日

This is it


あまりにもメジャーなので、MJを真剣に見なかった人、好きと言えなかった同世代の人たちがたくさんいるだろう。沢山のスキャンダルが流れてくる、でも、心のどこかで思っていた「あれだけのパーフォーマンスをする人が、ストイックでないわけがない。」
そんな人はぜひ映画館へ。

プライベート用に撮影したというけれど、それにしてはきれいすぎる映像。うがった見方もできるかもしれないが、なんとなく自分の先行きを感じた動物的なカンで、この撮影やリハーサルが行われたとすれば・・・。アートでLOVE一杯なMJが見られる映画。

死亡のニュースを聞いたときは、心身ともにボロボロになった挙句・・、と勝手に想像していた。しかし少なくとも映像の中の彼は、エネルギーに満ち溢れ、体も声も頭も冴えわたっている(これも、薬かもしれないけれど・・・)。もちろん絶頂期のころの踊りとは違うけれど、50歳とは思えない。MJには全ての音、リズム、空間、が的確に把握されていて、回りはそれについていく、というか巻き込まれていくだけ。彼の口から出てくる言葉は常に前向きで、創造力にあふれている。イヤフォンが耳に合わなくて、歌えなかったときも、
”I'm not angry, L(エル)-O(オー)-V(ヴィー)-E(イー), loooove”と静かに叫ぶ。

歌や踊り=時間や空間に、完璧な印を付けることは並の才能の持ち主には到底無理。しかしMJは知っている。自分のパーフォーマンスの楽譜が、凡人には見えない空間に見えている。だから何度やってもぶれはなく、聞いている私たちの中にその”様式”がインプットされ、”MJなるもの”が生まれたのだろう、と思う。

地球の破壊に胸を痛めていたMJ。彼自身が壊れていく地球のようだ。もうすこし自分のこと考えて、もっと生きていてほしかった。

2009年10月30日金曜日

ノビサド 郊外 ~農家で食事~


ノビサド市内から車で15分ほど行ったところにある農家が経営するレストランに連れて行ってもらった。左の写真にがその農家の入口で、この並木道をずーっと行くと、広々した馬場や、宿泊施設もある。

やはり何の看板もないので、地元民がいないとどこにあるか絶対見つけることは不可能であろう。ベオグラードの友達もひとりでは行けないので、ノビサドの友達にナビゲーションを頼んでいた。
中に進んでいくとこ~んな広い牧場があったり、
お部屋に戻った馬さんに”あかんべー"されたり
 
馬やのよこにタイヤの壊れたバイク

レストランの窓

鳥ぎらいのオットがひるんだ、レストランの壁紙

チーズとコーンブレッドとアイヴァ(パプリカのペースト)


素朴でオーガニックなお菓子

何をいただいても自然丸ごとで新鮮なお味。このまま食べ続けたら”健康な肥満体”になってしまうだろう。

2009年10月29日木曜日

紫色のくさまくら

ずっと前に書いた記事を探していたら、読んでいないコメントを偶然見つけた。あわててお返事をした。そして、頂いた方のブログに行って(タイトルをクリック)、すっかりインスパイア~された。ああ、このコメントに気がついて本当によかった・・・。

こんな出会いも日々の生活に彩りを与えてくれる。私の他愛もない独り言にお付き合いくださって、皆様、ありがとう。

2009年10月28日水曜日

ベオグラード 2

セルビアの夜はゆっくり始まる。日が暮れる速さじゃなくって、外出が始まる時間のこと。友人の友人と9時にレストランに行く待ち合わせをしたけれど、待ち合わせ場所に早くつきすぎてしまったのでカフェに入ることにした。
ベオグラードで一番古いカフェで名前は”?”。

中はそれほど広くなくて、使い込んだテーブルとイスが雑然と並んでいる。私はセルビアコーヒーを注文。これはクロアチアに行くとクロアチアコーヒー、ボスニアに行くとボスニアコーヒー、モンテネグロに行くとモンテネグロコーヒー。バルカンの方たちに怒られるかもしれないけれどいわゆるトルココーヒーである。コールタールのようなドロドロの上澄みを飲む。残ったドロドロで占いをする。お水とお菓子がついてくるのは日本の喫茶店と同じ。この赤いお菓子フルーツのゼリーで、食感は”ゆべし”。お客の年齢や性別はそれそれで、ゆったり、くつろいだ雰囲気でお茶を飲んでいた。ステキ・・。


2009年10月27日火曜日

スレムスキ セルビアのワイン

ベオグラードの友人を訪ねたとき、ノビサド(Novi Sad)というドナウ川ほとりにあるセルビア第2の都市に連れて行ってもらった。そこからドナウに沿って7,8km行くと、Sremski Karloviciと言う小さな町(村)がある。ワインが有名で、フランス、ドイツ、オーストリアからも訪ねてくる観光客がいるとのこと。

知る人ぞ知るワイナリーということだけれども、看板も地図もないので町の真中できょろきょろ。通りがかりのおじいさんが近寄ってきて、友人に話しかけている。こっちだよと言って(と言ったと思う)、にこにこしながらワイナリーのそばまで連れてきてくれた。門を見て思う、・・・素人には見つけられないなぁ。

中庭をはさんで母屋とワインケラーがある。狭い階段を下りていくと、プ~ンとワインの香り。芳しいとか、ほのかにとか詩的に表現したいのだけれど、もっと土臭くって原始的な匂い。私は全然ワインに詳しくないけれど、どのワインも”地に足のついたソヨイキでない”葡萄の味がした。

地味なワイナリーの入口、表札は”VINO”(ワイン)とだけ。


空気を吸っただけで酔っ払いそうなワインケラーに”どうだ!”と並ぶたる


ワイナリーの母屋の屋根、素敵な瓦、冬は煙突大活躍

2009年10月26日月曜日

ベオグラード 1

今から22年前にドイツで知り合ったベオグラードに住む友人を訪ねた。ユーゴスラビアに行くつもりが、紛争が始まり渡航かなわず、そして、世界地図はすっかり変わっていしまい、やっと訪れることができたときはセルビアになっていた。

モスクワ、イタリア主要都市、ミュンヘン、ウィーン経由といろいろ考え、結果一番お得なBAで行くことにした。行きはロンドンで一泊して、翌日2時間半でベオグラードに到着。
”白い町”という意味を持つ首都ベオグラード。紀元前6000年には人が住んでいたという、ドナウとサヴァ川の合流地点に広がるヨーロッパ最古の都市である。

街の中にはオスマントルコ、ハプスブルグ、ユーゴスラビアと、その時代を反映したいろいろなスタイルの建物が並びその歴史が垣間見れて興味深い。
ただ、いく度もの戦争でどことなく疲れてしまっているようにもみえる。近くは10年前、99年のNATOの爆撃の爪痕が市内のあちこちに残ったまま。東京でいうと霞が関のような街の中心にあるユーゴ国防省・軍参謀本部は未だ崩れたままだ。アメリカ大使館の目と鼻の先で、他の建物は傷つけずピンポイント。もっと驚いたのは田園調布のような住宅街の中にあるミロシェビッチの住居、アメリカ大使公邸の斜め向かいあたり、隣にも普通に家が建っているが、ミロシェビッチの家だけ見事に真っ二つになっている。一方、お台場のような場所に立つ中国大使館も砲撃されて壊れたまま。これが”誤爆だった”というのを聞いて不思議に思う・・・。中心から少し離れた軍の地下施設があったといわれている山は、3ヶ月に及ぶ爆撃で頂上が削られて台形になってしまっていた。私の友人はボスニア出身であるけれど、セルビアで普通に生活を送っている。一般の人はなぜ同じ国の者同士が争わなくてはならなかったのか、とそれを心から嘆いていたようだった。

そんな傷跡が未だ残るベオグラードの町ではあるけれど、今は市内の治安は大変良く(夜中に公園を歩いても平気!)、人々は明るくてとても親切。食べ物がおいしくお手頃なのは「EUに加盟していないので、昔ながらの農家が肉野菜を提供しているからなのよ」と現地の人。公園や街路樹が多く(冬なので木々は葉を落とし少々寒そうだったけれど)、夏はきっと明るく華やいで見えるに違いない。

そして私は全然知らなかったのだけれど、日本の無償資金協力が市民に知れ渡っており、友人やらその友達やらにとても感謝された。街中にはヨーロッパのブランド、中国の雑貨、韓国の電気製品が多く見受けられ、すぐ目につくような形で「日本」が主張しているわけではない。初対面の日本人には資金協力の話しくらいしか接点になる話がなかったかもしれないけれど、そこで出会った人たちがわざわざそのことに言及してくれたことはとても嬉しかったし、ちょっと誇らしくも恥ずかしくもあった。援助のひとつである日本とユーゴスラビアの旗が描かれた黄色い93台のバスが、町中を走っている。半日観光ではバスガイドさんが日本人だと知ると、「日本が援助してくれた病院です」と、ほかの国の人がいるのにわざわざアナウンス。
私たちの税金がこういう地道で謙虚な活動を通して、思いもよらないところで役に立っていることをとてもうれしく思った次第。


本屋さんには平積みされた日本の本
与謝蕪村もある

2009年10月25日日曜日

パイレーツ・ロック

1966年、BBCラジオから流れるロックは週にたったの2時間、政府はロックを快く思っていない。そんな時代に公海に船を浮かべ24時間ロックを流す海賊ラジオのDJたちのお話。

監督はリチャード・カーティス。「ラブ・アクチュアリー」の手法をそのままに、舞台をロンドンから船上に移し、その時代の一こま、日々のエピソードの連続でこれといったストーリがあるわけではない。ロバート・アルトマンが思い浮かぶけれど(「あの頃ペニーレインと」もちょびっと思い出した。)、あれよりも軽く、イギリス人お得意の政治風刺が効いていて、それでいてLOVEと人情にあふれている。誰もが知っているクラッシック・ロックをバックに、底の厚いイギリス人俳優陣が、軽くツボをはずしたジョーク(ボケというべきか)を連発。タイタニックを鼻で笑ったようなアクションも登場。見ているものを悲しませないところが好きだ。

俳優ではケネス・ブレナーのコンサバ政治家が意地悪いのであるが、笑える。しかし、彼の奥さんがもっと面白い。なんという女優さんなんだろう・・・。アメリカ人DJ役のフィリップ・シーモア・ホフマンは、暑苦しくて、熱い中年男を痛快に演じている。ノッティングヒルでは変な人、Jの悲劇では怖い人を演じたリス・エバンスはいつもと同じ顔で登場。役によって顔の変わるカメレオン俳優でなく、同じ顔で幅広い役がこなせる不思議な俳優さん。エマ・トンプソンもちらりと登場。

政治家に頼っているようじゃあ国が傾く、民衆よ愛でつながろうではないか!と、あくまでも明るいのりの映画を見つつ、口だけ達者な一庶民は思った次第。

2009年10月21日水曜日

ウェルかめ

このタイトルを聞いたときは、流石の私もひるんでしまった。ホームページ見たら「おつカメさまです」って書いてある~っ。そんなんだったら私だって言える、「夢をつカメ!波美」「私にカメわないで、山田勝乃新」
・・・ザザザザザ~、引いていく音が聞こえる。

とは言いつつ・・・、海岸の景色はきれいだし、カメはかわいいし、主人公もアッケラカンとしているし、脇がきっちりと固まっていて誰も飛び出てないのがいい。特に徳島の出版社の人たち、面白い。
そして、私、真面目に美波町の海岸に行ってみたい、とHPを眺めている。

2009年10月19日月曜日

整理整頓

ふだんからものを買わないことにしている。
それなのに、それなのに、知らないうちに増えるモノモノモノ・・・。5年前に転居して、その時捨てきれなかったものを倉庫に突っ込んだ。これだけあれば楽勝と思われたスペースも、今では無秩序に置かれたモノでパンパンに膨れ上がっている。棚を付けて高いところを有効に使えばどうにかなることはわかっていたのだけれど、手を付けるタイミングを逃し、最近はその扉を開けるのも憂鬱な気分であった。なんだかおも~い気分がする日は、倉庫に用事があった時だったりする。

遂に重い腰を上げ、無印良品で倉庫用に棚を二つ購入。まずは第一歩。しかしこのままでは棚を置く場所がないので、組み立てずに倉庫の中に2週間置きっぱなし・・・。ますます膨れ上がる倉庫。そしてついに我が家のプロジェクトが動き始めたのが先週末。まず床に積み上げられたものを倉庫から出す。廊下にはまるで地震でもあったかのようにモノが散乱・・・。いるものいらないものを選別し始めたのだが、あああ、決心がつかない。もったいなくって使えないキャンドル、新婚のときウキウキして買ったのに趣味に合わなくなった食器、本人しか分からない正体不明のワカの工作物、ワカが赤ちゃんの時に大人が気に入って買ったおもちゃ、捨てるに捨てられない結婚式の引き出物、絶対吹かないハーモニカ&たたかないカスタネット、etc.etc.... 家族三人三様の思い入れがあるから、事態は膠着状態だ。

どうにか3分の2位にモノを減らす。そして棚を組立て(これは楽しい)、倉庫に設置。無印は収納ケースや棚が標準化されているからとても使いやすい。しかも収納ケースは丈夫で変色もしない。この収納ケースに立体ジクソーパズルよろしくモノを詰め込んでいく。特に凄いのがオットの本とDVD。DVDは倉庫の中だけでたぶん150本越え・・、怖くて数えなかったけど。

奮闘すること2時間半、意外や意外、すべて棚に収まりしかもスペースが余ってるのだ。これを見て気を良くしたオット、「まだまだいける。」・・・・な、なにが?こんなに苦労したスペース、絶対だめ!これ以上。つくづく思うんだけど、広い家に移っても生活スペースではなく、収納スペースを増やしているンじゃないかって。いいもの買って孫子の代まで大切に使う、ミニマリスト目指して頑張るのだ。

2009年10月15日木曜日

Dr. HOUSE シーズン4 最終回

今週で、シーズン4が終わった、サビシイ。アメリカではシーズン6が放映中なので確実にあと2年はハウスにお目にかかれる。

アンバーはまさかの交通事故死で非情な最終回になっちゃった。大好きなウィルソンをハウスとアンバーが取り合い、というヘンな三角関係だったけれどその裏には、

  • 気になるアンバーをウィルソンにとられちゃって悔しいハウス
  • ハウスを意地でも振り向かせたく、ウィルソンに近寄ったアンバー
  • 2人が自分を取り合うのをみて、まんざらでもないウィルソン
という構図もチラホラ見え隠れ。

頭蓋骨骨折してるのにウィルソンの頼みを呑み、もう一つ頭に穴を開けたハウス。カティは反対したけど、ああでもしなくてはあまりにも無責任男だろう。電流をガンガン流されて記憶を呼び覚まし、ウィルソンを裏切るようなことはしてないことは思い出したけど、治療法も見つけられなかった。痙攣起きるまでがんばったけど、そう簡単に許してもらえそうにないわ・・・。

元はといえばハウスがいい加減だったからだし、彼も責任を感じているけれど、嫌いだったらアンバーはハウスを迎えに行かなかっただろうし、2人の戦いを面白そうに眺めてはっきりしない態度のウィルソンもなんだかずるいよな気がする。

ここは私がどうにか仲立ちしなくては。そうだ、あのバーのおっさんだ。バイクのキーを取り上げるくらいの配慮があるんだったら、もちっと気を利かせてでタクシーを呼んであげたらよかったのだ。全然関係ないけど、あのおっさんが悪かったことにしよう!
・・・・ダメか。え~ん。

ウィルソン役のロバート・ショーン・レナード、涙をそそる演技、ほんとに悲しそうだった。うまい、うまい。”いまを生きる”でイーサン・ホークと夢見る演劇少年を演じた彼も、何と40歳。若く純粋な若者を演じた後は、”男”へのイメージ脱皮が難しい。ケネス・ブレナーの”から騒ぎ”を見たときは、全くのおせっかいながら彼の将来を心配したことを思い出す。しかしその後、舞台でも腕を磨き、スマートさを残しながら上手く脱皮したようだ。うん。

2009年10月13日火曜日

MARU

”滑り込むねこ”をYoutubeで見たのは、アメリカのサイトで紹介されていたのが始まり。世界で一番有名な日本の猫ちゃんかもしれない。以来MARUウォッチャーの私。最近はMARUをみていろいろ解説している5歳の双子や、ゴロゴロ言いながらMARUを見ているNinaちゃんなど、関連動画も増えてきた。

中でも”大きな箱とねこ”を黙って見ておられず、サッカー観戦のような声でMARUを応援するドイツ人のビデオには、猫を愛する心は世界共通、そのパッションにシンパシーを大いに感じる(なんだかルー語みたいね)。そして、それにレスポンスした、ものまねビデオ”I am not MARU”。言われなくともMARUとは見間違えない、誰も。しかし、そこまでするか・・・。

mugumoguさんのサイトはタイトルをクリックしてね。

2009年10月8日木曜日

台風一過

参った、参った。
8時過ぎ、雨が止み青空がのぞいたので家を出た。風が結構すごい。さて最寄駅に着くと、ポイント故障&台風で間引き運転を行っていて、2階のホームには人が溢れ帰り、階段にはホームにたどりつけない通勤客がびっしり、ずらりと並んでいる。こういうときはジタバタせず静かに待つのが一番なんだけど、なんだかじっとしてられないのよ。遠回りになっちゃうけど別の路線で行くことに。

しかーし、こちら路線もいつもの倍以上の時間をかけてのーろ、のーろと進み、しかーも、車内放送で「地下鉄もJRも運休してます」って。今頃言われても~。地下鉄&JRの乗換駅に到着、改札口のコンコースに上がると、入場制限で改札口は閉鎖されている。駅を出てバスかタクシーに乗ろうと思ったのに、閉鎖された改札口の向こうには、駅に入れない人たちがゾロゾロゾロ~っとこっち向いて列を作って並んでいる。
わ~ん、わ~ん
あまりの人の多さにちょっとした都会の恐怖を感じる。もし改札口出ちゃったらいつまた駅に入れるか分からないし、外に出てもバスもタクシーも振り替えの人たちでいっぱいだろう。で、ほんと、情けないけど、元来た道を戻ることに。コンコースからまた激しい人波の中をホームに降りる。私が降りた後、次の電車から降りた人もいてホームはぱんぱかぱん。ホームドアが付いているからまだいいけれど、もしなかったらかなりコワイ。せっかくここまで来たので戻る気にはならないのだろう、流石に、下りの電車はガラガラ。

これだけ余計な動きをしている間に、出発地点の駅は多少混雑が緩和されていて、それでも超減速満員電車でぐったりしながら、片道45分のところを2時間もかけて会社に到着。
疲  労  困  憊
”急がば回れ”したつもりだったのに。回りすぎたか・・・・。

さて、そんなこんなで、午後は台風一過。ゲンキンなくらい晴れ渡る東京の空。えっと、この”タイフウイッカ”、何歳になっても頭の中では”台風一家”に変換されてしまうんだけど。お父さん台風と、お母さん台風と、お姉さん台風と、ボクが、一緒に手をつないで空を飛んでる、みたいな。

2009年10月7日水曜日

SKY AQUARIUM III

六本木ヒルズの空中水族館に行く。今年で3回目。毎年かわいい子見つけるけど、今年のお気に入りは、金魚。 眼はびっくりしてるのに、口が笑ってて、しかもその口元微妙に左右対称ではない。ぜひお声をかけねば、と餌をつまむふりをして水槽に向けて指を見せると、ふりふりふりとよってくる。
で、お口をパカリ。正確には下あごをカクリと突き出す感じ。
金魚さん以外に、とっても面白いお顔の方もご紹介。



             るるる、ららら、
うふふふ





ご飯、ちょ~だい、うひうひうひ






自称ピグモンと申しますが、なにか?

もうちょっと写真載せたいんだけど、このテンプレート、写真が挿入しにくいし、字もずれる・・。
今年の展示は多少規模が小さくなっているような気がしたけれど、来年もこのイベント、続きますように。

2009年10月5日月曜日

刑事コロンボ

コロンボシリーズが日本で始まったのが1972年(?違ってたらスミマセン)。確か土曜日の夜8時からで、野球シーズン中は天気がいいとナイター優先で、放送が先送りになることがあった。で、友達と学校のトイレで、掃除のモップを片手に、コロンボ見たさで”雨乞いの踊り”をしたことを覚えている。

3日の土曜日に「黒のエチュード」(1972)を見る。
浮気相手のジェニファーに結婚を迫られた、オーケストラの指揮者アレックス。アレックスはマスオさん状態、奥さんのお母さんは厳格で「裏切りは許しませんことよ!」と明言するような彼の仕事場のオーケストラの理事。いつもここで「ごめんなさ~い!と言えば良かったのに」と思うのであるが、そんなことしたらコロンボの出番はなくなる。さて、困ったアレックスは自殺に見せかけてジェニファーをオシャカにしてしまうのだ、ヒエ~~。

アレックス役はあの”ジョン・カサベテス”。コロンボを見始めたころ、私はほんの子供。とにかくどんなに素敵でも理由があっても”犯人はワルモン”、どんなにシツコクてもイヤミでも”コロンボはイイモン”という視点でしか見てないし、ましてやワルモンをどんな凄い人が演じているなんぞ、意識したことなどあるわけもなし。しかし、今は違うわよ!(ま、かなり好みに左右されるけども)、今回は監督にスススス~とフォーカス。凄いよね、さすが、いい役者でもあった。どこが、といわれるとそれほど深い内容のドラマでもないので、ちょっと困るのではあるが・・・。

70年代、ピーター・フォークはカサベテスの映画に出演している。カサベテスの奥さんジーナ・ローランズと共演した「こわれゆく女」が印象に残っている。そして、アレックスの奥さん役はブライス・ダナー。今ではグウィネス・パルトローのお母さんといわれるほうが多いかな。やっぱり親子、表情が似てる。そしてコロンボのピーター・フォークは現在アルツハイマーの治療中。さみしいなぁ・・・。

吹き替えの声優さんにも思い入れがある。基本的に映画、ドラマは字幕版しか見ないけれど、コロンボに関しては吹き替えOK。”奥様は魔女”の北浜晴子さんの声と共に、海外ドラマの原体験に刷り込まれちゃってるから。しかし、私の勝手な趣味でコロンボは小池朝雄さんに限る。あ、ついでにバカボンのパパは雨森 雅司さんなのだ。そして故人である小池朝雄さんの声は、何とも懐かしい響きでン十年前を呼び起こしてくれた。久し振りに見た刑事コロンボは、私の心の中の懐かしい”USA”そのものだったのだ、とノスタルジーに浸ってしまうのであった。

2009年9月30日水曜日

歴史 錯乱

ワカが「学校で社会のテストがあるので、覚えたかどうか問題を出して」、というから聞いてみた。

私 「大化の改新は中大兄皇子と誰?」
ワカ 「中臣カタマリ」   ずっしりと重そうな家臣だ・・・・

私(気を取り直して) 「聖武天皇が建立した寺は?」
ワカ 「トウリュウ寺」    法隆寺と東大寺のハイブリッド レオポンじゃないんだから・・・

私(だんだん心配になりながら) 「枕草子を書いたのは?」
ワカ 「セイショウネン納言」  青少年納言・・・なんだかアヤシゲな響き・・・

勢いよく自信満々の答えが帰ってきたのは、やっぱり”小野妹子”。「男の人の名前なんだよ~。」子供にはインパクトあるよね。今も昔も少年少女は変わらないのだ。

2009年9月28日月曜日

ダースベーダー

全編通じて一生をつづられるのは彼だけ。 彼こそスターウォーズの顔。 子供、青年、反抗期、生焼け、ワルモノ、お父さん、幽霊、と紆余曲折があるだけに、老若男女の心を捉え、いろいろ突っ込まれもする。そんな中、あれこれ面白いネタが沢山あるけど、最近見つけて笑った二つ。

chocokunn さんの
会社とかでは見ないように、思わずこちらもフイてしまう。
bakkhus1971 さんの
「やっとここまで・・」の独り言から始まり、まだまだつづく・・・。

2009年9月26日土曜日

つばさ 最終週

カノコさんとタケちゃんが、勢いあまってトロッコに乗り込み、走る、走る。見ているほうはこっぱずかしいのであるが、照れ隠しはお上手で、行く先にはあらら~の終点があった。中年って寂しいわ~、って思うけどもあのまま走り続けられても・・・、と胸をなでおろす。一方、つばさとしょうたもトロッコで走る、走る。若い二人はどこまでいったか分からない。カノコさんとタケちゃんのトロッコでもしかしたらと思っていたけど、これを見てやっぱり作者は”小さな恋のメロディー”が好きだった!と勝手に思う。

あの映画のエンディングは爽快で、ちょっと心配で、物語の完結を考えるとどうにも引っ込みがつかないけれど、だからどうだって言うの。そのトロッコは終点もなく、30年以上も私の中では走り続けている。な~んて書くと、ロマンチックなんだけど、中年になったダニエルとメロディが、フォレスト・ガンプのように永遠に行ったり来たりしてるのを想像するのはやっぱコワイ。

と、思っていたら、マイケル・ジャクソンの友人として久しぶりにマーク・レスターの名前を目にした。で、近影の写真も見た。・・・やっぱり、トロッコ、降りちゃったのね。

2009年9月22日火曜日

猫とオウム

もうごらんになった方沢山いると思うけれど・・・。 タイトルをクリックしてね。

オウムさんが指でバランバランとお顔をなでると、ネコさんはうれしくてなめようとする。
オウムさんの目は横についているから、ネコさんのほうを向くとお顔がよく見えないからか、それとも熱々の現場を撮影するカメラが気になるのか、ずっと正面を向いて横に脚を上げている姿がオモシロイ。

2009年9月14日月曜日

X-MEN ZERO

再生能力で不死身のウルヴァリンとお兄さんのビクターが、19世紀終わりから20世紀までのあらゆる戦争に参加する冒頭の戦闘シーンでびっくり、大規模建造物破壊シーンはゴジラもびっくり、ウルヴァリンの人体改造にいたってはハルクもびっくり。

主演のヒュー・ジャックマン様は白目をむくと眉間に顔の筋肉が集中し、歯を食いしばると首から鎖骨までの筋肉がビビーンと緊張、爪を出せば腕がパンパンに張れ、体中の血管が隆々たる筋肉の上を這いまわり、なんだかすごすぎる。ヒュー様は04年にはミュージカルではトニー賞を受賞、今年のアカデミー賞は司会もした。大学ではジャーナリズムを勉強し、それと何の関係もないけれど、2008年ピープル誌で最もセクシーな男に選ばれる。ヒュー様の自慢を私がしてもしょうがないけど、凡人から見ると既にミュータントである。

全然似てないお兄さんビクターを演じたリーヴ・シュレイバー、この人「ニューヨークの恋人」で精神病院に入れられちゃったメグ・ライアンの恋人役をしてた人。(このときヒュー・ジャックマン様は19世紀の没落貴族の上品な紳士役。)涙目になりながら、時空の境目の存在を訴えていたあのひ弱な役柄から180度転換。キバの生えたキョーボーなお顔は迫力満点。

さて、X-MENの映画について言うと、ミュータント対人間の戦いが描かれているだけで、深いストーリー性みたいなものは、ナイ。しかし、ミュータントを通してアメリカの人種差別問題を描いているといわれ、深読みに十分耐えうる作品なのだ。私はブライアン・シンガー監督の1作目が作品としては好きだけど、ウルヴァリンの強さや魅力はこのZEROで満喫できる。

ウルヴァリンはコミックスの中で、日本人のやくざの娘と結婚する。残念なことにこのお嫁さんはふぐの毒で殺害されてしまうのであるが。映画オフィシャルサイト(タイトルをクリック)のヒュー・ジャックマン様はインタビューで、「次は日本で撮影したい」なんておっしゃってる・・。ドキドキ。実現したらいいなぁ。

2009年9月13日日曜日

ルー大柴の足

先週の水曜日の趣味悠々の山で元気には、燕岳。
実は私、二十ウン年前、1泊2日で登ったことがあるのだ。ここの山小屋は、小屋ではなくホテルといわれるほど設備が整っていて、初心者にもやさしい。TVで見るとさらにヴァージョンアップしているように思えたが・・・。

さて、雨の中山頂に到着したルー大柴さん、足が疲れたというとなんと田部井先生がルーさんの足をオイルマッサージ。先生自らのマッサージにも驚いたんだけど、もっと驚いたのはルーさんの足。指が細くって足の裏もやわらかそうで、とってもきれいなのだ。フス・フレーゲに行っているのか?!。一緒に見ていたワカは「女の人の足みたいだね」。(誰と比べているのだ・・・。)確かにねぇ、なまめかしいって言うか何て言うか。そしてカメラはズズッと後ろに引いて、足首から上が写る。ルーさんの脚を見たワカ、「ん、やっぱり男の人の足だね。」 脱毛エステには行っていないようだ。

とにかくルーさん、この番組中はくだらないこと一切口にせず、先生に静かに付いて行く。山小屋では趣味の抹茶を立てて先生と一服。物腰、しぐさが上品なのだ。しかし何かせずにはいられないのか、次回の予告の時には顔の大アップ、面白い目つきで(真面目だったらごめんなさい)笑いを誘う。来週は燕岳からの下り。雨で滑りやすくなっていそう、ルーさんがんばれ。

2009年9月12日土曜日

高尾山 <番外> トリックアート美術館

ワカたってのリクエストで高尾山口駅前にあるトリックアート美術館へ。

先月、Bunkamura ザ・ミュージアム「奇想の王国 だまし絵展」に行った。11歳の若者は「面白~い!、すご~い!」を連発しながら元気に鑑賞していた。オット曰く、「若い人はだまし絵とかが好きだ」って。・・・確かに、まわりを見ると若者が多い。一方、私はだまし絵のトリックを見つけるどころか、絵自体がどこにあるのだ?という混雑で、くたんくたんになってしまったのであった。

そんなこんなであんまり楽しい思いをしなかった私、美術館を目の前にして乗り気でない。そのたたずまいは美術館というよりも遊園地の”なんとかハウス”、入場料だって結構するし(大人1300円、子供700円)。せっかくリフトで脳みその洗濯したのになぁ、パスしたいなぁ。わくわくのワカの手前、口には出さなかったものの、かなりしぶっていたのは確か。

「ずーっとここに来たかったんだよ、うれしいな~、うれしいな~」のワカの声に逆らい切れずチケットを買う。まず入口でスプーンのような形をした紙を受け取る。中に入るとやっぱり”美術館”というよりも、遊園地の”なんとかハウス”って内装である。先に進もうとすると、ガイドのお姉さんに呼び止められる。美術館の楽しみ方を説明するとのことで、これまた安っぽい壁画の前に立たされる。あんまり聞く気がしないなぁ、めんどくさいなぁ、まだ、乗り気でない私。

ガイドのおねえさんに言われるまま、入口でもらった紙で片目を隠す。すると、何と、目の前の安っぽい(失礼!)建物の壁画が、うわわわわ~っとうきあがってくるではないか。これはすごい。このあたりで乗り気の針が90度ピンっと動いた。説明はさらに続く、さっきとはうって変わって聞く気満々。隣にはやっぱり安っぽい牛(だったけか?)の壁画。片目を隠し、牛の顔を見ながら左から右へ壁画と平行に2,3メートル移動すると、あらららら、牛の顔が私を追って左から右へ動く。ここにきて乗り気の針は180度反対に倒れ、すっかり鑑賞モードに突入。

館内すべて撮影自由。カメラは一眼なので、片目の状態であるから、写真はみな立体を写したように出来上がる。十人十色のポーズで写真を撮りながら、ワイワイ、キャーキャー、ゲラゲラと、大人から子供まで楽しそう。ガイドのお姉さんたちは、案内だけでなく写真も撮ってくれる。親切で明るくて好感度高い。全部観賞する頃には、すっかり始めの”めんどくさいモード”はどこへ、写真とりまっくってワカとおんなじくらい楽しんでしまった私であった。

どんなものが展示されているかはタイトルをクリックしてね。展示内容とは関係ないけれど、建物の外観をもう少し高尾山の自然に調和したものにすれば、もっといいのに。

2009年9月11日金曜日

高尾山 下り

サル園を後にして、帰りはケーブルカーではなくリフトに乗る。

2人乗り、路線距離は900メートル弱、なが~いのだ。そして下を見ると結構高い。安全ベルトがないので、足もとがムズムズ。浅く腰かけていて、つるつるした素材のものを着ていて、居眠りなんかしたら、もしかしたら落ちるかも・・・、なんて考える。もちろん下にはネットが張ってあるけどね。人間、下ばかり見てると考えも下向くようだ。頭をあげて前方を見ると、やっぱり上向くなぁ。目の前には緑の海が広がり、リフトのロープは森の木々に吸い込まれるように、ず~っと遠くまで続いている。その景色があまりにも綺麗で、頭の中のいらないスイッチがひとつぽちっと消えた。

・・・・・・・・・・・・・・・ツクツクボ~シ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カナカナカナ・・・・・・・・・・・ぴー、ぴよ、ぴよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ツクツクボ~シ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スイッチが消えたら、”音のない世界”が聞こえてきた。リフトはするすると空中を移動していく。ワカ曰く「あまり静かで耳が変になっちゃったかと思った・・。」 確かに。そよそよと風がそよぎ、上を見ると緑に縁取られた青空。木々の間からは斜めに陽が射しこんでくる。大げさに聞こえるかもしれないけど、おそらくここ何年かの中でも一番素敵な空間と幸せに満ちたひとときだった。このリフトは超お勧め。

週末は大変混雑しているそうなので、ぜひ平日に。

2009年9月10日木曜日

高尾山 サル園

せっかくここまで来たので、サル園・野草園にもよってみた。

サル園では、お昼ごはんの真っ最中。飼育係の方が猿山の中央に立って、マイクで猿の生態を説明しているところだった。ボスの条件は”信頼”。現ボス猿の”ネッシン”は、背中の数か所に勲章のような傷痕、体が大きくて、動きも堂々、初対面でも一目でボスだとわかる、目があったら思わずお辞儀をしてしまいそうだ。ボス・オーラが出ている。他の猿が一心不乱に食べているときも、何も食べずに端っこのほうでじっと群れの様子を見ている(それか一番に食べ終わっちゃったのか?)。飼育係さん曰 く、強いだけでなく、度胸があり人(猿)望がとてもアツいそうだ。多少の口げんかにはいちいち口は出さない、ここぞという時に「おらおらおらおら~」(と言ったかどうかは知らないが)と登場し、喧嘩を仲裁する。”サル山の金さん”だ。そんなとき、一緒に仲裁に入る若サル君は将来ボスとして有望だとか。

”金さん”は強くて威張ってるだけでなく、自ら先頭に立って世話仕事もするそうだ。猿山にある背の高い木はフェンスで囲われており(写真右側の木の幹)、その上部は電流が流れていて、お利口なお猿さんたちはビリビリするのでこのフェンスには登らない。ある日、事件発生。世間知らずの子ザルちゃんが、このフェンスの中に落っこちてしまった。するとネッシンは電流をもろともせずフェンスを乗り越え、子ザルちゃんを救いだし、しかも優しく抱っこして、落ち着かせてからお母さんざるに渡したそうだ。それでもってまた猿株が、ぐぐぐ~っと上がったという。”金さん”というより”清水次郎長”か。

そこにいる50頭ほどの猿さんにはみんな名前が付いていて、当たり前だけど係員さんはみんなの名前と顔が一致している。私にはボス以外はどれがどれやら・・。そういえば留学先でケニア人のお兄さんに、「日本人はみんなおんなじ顔していて、区別がつかない!」と言われたなぁ。私なんぞは最近若者の顔の区別がつかなくなってきているし。

野草園は夏のお花がそろそろ終わりで、ワビサビの枯れた風情。全部に名札が付いているので、助かる。サル園と一緒に見ることができる。

続く

2009年9月8日火曜日

高尾山 上り

NHKの趣味悠々「山で元気に」(水曜日夜10時)、第1回が高尾山。
1975年世界最高峰エベレストに女性として初登頂に成功した登山家の田部井淳子さんが先生、ルー大柴さんが弟子。洗濯物たたんだりしながらぼ~っとテレビを見ていたら、なんだか面白くって最後まで見てしまった。(そのあとの放送見ていないのだけれど、ルー大柴さん、結構険しい山に連れていかれてルー語も出ないくらいびびっていたらしい。)その田部井さんのお話に導かれるように、学校の代休があった月曜日、私も休暇をとってワカと2人で高尾山へ。

渋谷から乗換時間含めても1時間弱、しかも片道370円。そして高尾山口で降りるとすこし歩けばケーブルカーの駅、アクセスがいい。人もまばらで静かな駅前。さて、このケーブルカー、31度を超える日本一の急勾配に合わせて作られているので、勾配の緩い駅に止まっているときは、車内にはいると前につんのめったような姿勢になる。山を登り始めると今度は後ろに傾いたような姿勢に。ロープが切れたらジェットコースターどころではない・・・。もし切れても2メートルほど滑るだけで止まる強力なブレーキが付いているそうだ。”2メートル”って、具体的な数字だなぁ、ロープ切って実験したのかなぁ・・・。こんなとこ上っていくのかというほどの目の前の絶壁をわわわ、と後ろに倒れそうになりながら6分ほど上っていくと、清滝駅に到着。因みに最後尾で後ろを見ると絶景が楽しめるけれど、楽しみは帰りに残しておくことに。

清滝駅からは整備された道を浄心門まで歩く。浄心門をくぐって直進しようとしたところ、ワカの”ちょっとまった”。ワカ曰く、ルー大柴さんたちは門をくぐらないで横の道に入ったという。流石、若者のメモリーは大きい、私はぜんぜん覚えていなかった。地図看板を見ると山頂までの到着時間が短いし、見たところ人通りも少なく静かそうなので、4号路を行くことにした。

木々はちょっと疲れの見え始めた緑色、蝉の大合唱は終わり、ツクツクボウシが夏の終わりを2重唱。この4号路の始めは山頂を目指しているのに、なぜか下り坂が続く。下った分、上りが厳しいのではないかと心配になる私。道は結構細くって、2人がすれ違うのがぎりぎりのところもあり、つるりと足を滑らしたら結構怖そうなところもあり。下り道が終わると当然のことながら上り道になるが、心配するほど険しい所もなく20分くらいで山頂に到着。

山頂からは、澄んだ空気と鬱蒼と茂った木々の向こうに、うっすらともやのかかった東京が見える。見通しがいいと千葉まで見えるそうだ。この眺望を除けば、山頂というよりは近所の公園、と言っては失礼か。そろそろお腹がすいたので、薬王院までとっとっとっ、と下り、”もみじや”という蕎麦屋さんに入った。森一望の抜群のロケーションに立つお蕎麦屋さんの窓からは、涼しい風がそよそよと吹きこんでくる。半熟卵ののった冷やしとろろそばをいただいた。美味。

つづく

2009年9月6日日曜日

5才児にふられる

隣の5歳の男の子とお父さんと、立ち話。このくらいの子どもはほんとにかわいい。大人には思いもよらない発想やらお話がとっても面白い。

私  「いい自転車乗ってるね。」
5歳 「新しいの近所のお兄さんからもらった。」
私  「三輪車は乗らないの?」
5歳 「三輪車は昔のってた。」
私  「むかし・・・・、ああ、昔ね、昔っていつ?」
5歳 「4歳のときかな?」
私  「あはは・・・。じゃ、自転車の次は自動車だね。」
5歳 「18歳くらいで車を運転する。」
私  「ほー、そしたら乗せてね。」
5歳 「うん、乗せたげる。そしてね、20歳くらいで結婚する。」
私  ??!!「・・・あ、そう。じゃ、結婚式いくから。」
5歳  固まる。  沈黙。  かなり困った顔。   「ん~、いらない。」
私 ???
5歳 「同じ幼稚園の女の子と結婚するから。」

どうやら”5歳の結婚式に行く”=”5歳と結婚式する”と、勘違いしたらしい。
慌てて誤解を解くべく、「結婚式のパーティーにおばちゃんを呼んでね」と言い換えたら、大いに安心して笑顔に戻る。そばにいたお父さん、子供の勘違いに苦笑い。

彼の頭の中で結婚とはいったいナンであるかは知る由もないけれど、とにかく私が彼の許容範囲を法外に外れていたことは確か。しかしである、なぜ5歳は私と結婚、などと勘違いしたのだろうか・・・?幼稚園でかなりいろんな子に結婚せまられてたりして、ね。

2009年8月31日月曜日

GOOD, BAD, WEIRD

2007年韓国、キム・ジウン監督。これはすごい。久々に興奮した。ちょっと前にスキヤキ・ウエスタンがあったけど、こちらはキムチ・ウエスタン。カメラ、ストーリー、音楽ともばっちり。俳優陣は特にいい。

”グエルム”を見てすっかりソン・ガンホ(WEIRD役)さんのファンになった。この人のすごいところは天性のユーモアと品格が全身に宿っているところ。汚れて、情けない、いい加減な人を落とすことなく絶妙なさじ加減でヒーロー一歩手前(これがまた難しい・・)まで持ち上げるあの技量。顔だけではなく指先、また寝息一つにまで役者魂が漂っている。

そして、イ・ビョンホン(BAD役)。西洋人にはない東洋人の細い筋肉をキリキリに絞りあげ、ゲゲゲの鬼太郎カットからアイラインばっちりの片目をギラリとのぞかせて、鷹のように冷酷なワルモノを一瞬たりとも無駄のない動きで演じている。GI・ジョーでも上半身裸だったなぁ・・。

何よりもかっこいいのは、チョン・ウソン(GOOD役)。”MUSA”しか彼の映画は見ていないのだけれど、その時もそのエレガントな容貌に息を飲んだ。しかし今回はその比ではない。身長187cm、胴だけでなく脚が長い。その長~い脚で疾走する馬にまたがり、すらっと伸びた上体はゆるぎなく、片手でライフルをくるくる回しながらガンガン打ちまくる姿に、私のハートも穴だらけ・・・。

ちょっとばかしタランティーノが混ざってるけれども、とにかく西部劇のエキスはちゃんと全編にふりまかれている。フルスピードとデフォルメされたキャラクター。これは良し悪しかな?気だるさだったり、切なさだったりそんなロマンがもうちょビットあれば言うことなし。

2009年8月22日土曜日

赤塚さんちの菊千代

まずはタイトルをクリックするベシ。

青梅赤塚不二夫会館の「天才バンザイ猫 菊千代展」を見てきた。19年間”猫の皮をかぶった”赤塚家長男”として、不二夫さんの飲み代を稼いだり、日本中の赤の他人(私のような)をとりこにした菊千代。 その菊千代の姿が9月27日まで写真やらビデオで存分に見られる。さらに、もりわじんさん作「招菊千代」御開帳も。
しかし、虚勢したときの菊千代のXXXマがホルマリン漬けで展示されていたのにはびっくりなのだ・・・。

特にビデオには爆笑。
赤塚氏 「お前が死んだらアメリカンショートヘアを飼う」
菊千代 ガブリと手に噛み付く。
赤塚氏 「イタタタ・・、アメリカンショートヘアはかわいいよね~」
菊千代 に”ゃ~ と怒りながら赤塚氏の手をさらにガブガブする。
   赤塚氏はそれでも菊千代のカンに触りそうなことをずっと言い続ける。
赤塚氏 「やっぱりワンちゃんを飼おう、ワンちゃんかわいいな~」
菊千代 堪忍袋の緒が切れて、ガバッと赤塚氏の顔に飛びかかる。後ろに倒れる赤塚氏、それを尻目に怒ったように向こうに走っていく菊千代。

・・・どこかで見た光景。うちでもたま~にこうした”猫いじめ”をして楽しんでいる。この前もミケ子に「あ~柴犬が欲しい!柴ちゃんかわいい!お外も一緒に言ってくれるし、呼べば走ってくるし。」と、こんな神経に障るようなことをねちねち言ってみた。だんだんミケ子の眉間に皺がより、尻尾でバシバシ床を叩いて、ほんと~にうるさそうにしていた。ウフフ・・・。
人間の言葉はしゃべれないけれど、きっとヒト一倍分かってるんだろうな、人間のいってること。

とし子さん行ってね!

2009年8月14日金曜日

Dr. House

数週間にわたって開催されたハウスのオーディション、”アメリカン・ドクター”もやっと終って新しいチームメンバー3人が決定。今週はなんとあのミラ・ソルビーノ登場。

南極で働く隊員の精神科医ケイト(ソルビーノ)がゲロゲロしながら倒れてしまう。南極は今、一番厳しい季節、救急を送ることも向こうから戻ってくることも不可能。そこでハウスたちがウェブカメラを使って遠隔診断、ケイトはその診断通りに自分で治療をすることに。初め乗り気じゃなかったハウス、画面の向こうのケイトを見たとたん目の色が変わる。二言三言言葉を交わしたらだけで、ぞっこんのよう(ヒュー・ローリーこの辺大変うまい!)。さてハウス帰宅してからも時間外などぜんぜん気にせず、自分の好きなようにず~っと診断を続ける。しかしどれも適切な治療にはならない。まるで隔離された南極は”アポロ13”のよう。限られた治療器具しかなく、ゼムクリップまでつかって病気の検査が進んでいく。

ケイトは言われたことにテキパキ反応するし、人間的な洞察力にもすぐれている。ハウスが診断と称し、セクハラまがい(いやあれは間違いなく・・・)なことしても、あくまでも同業者として堂々と応じる。
ハウスに薬を飲むことを進められるけれど、限られた量しかない薬は隊員用としてストックするため、はっきりとした診断結果が出るまでは飲むことを拒否。なんたってその覚悟・倫理感・自己犠牲みたいなものが医者としての彼の心をくすぐる。恋に落ちかけていたハウス、このあたりから一気に落下の加速度が増す。かっこいい、女の私でも惚れてしまう。

アブナイ生体実験大好きだったはずのハウスは、彼女をできるだけアブナイ目に合わせずに治したくって必死!ウィルソンにもフォアマンにもハウスの乙女心(?)ばればれ、ハウスの怒りながら照れてるところがかわいい。なんたってハーバード卒でアカデミー賞受賞者だもの、あ、それはソルビーノだけど、ま、ケイトはそんな感じ。

ところがハウス、いくらイイ女がいようと、ひとつのことにのぼせることはない。ウィルソンに新しい彼女ができたのではないか、とケイトの診察の合間に捜査。さらにTVっこのハウスは病室のケーブル放送が予算の関係で有料になっちゃって、無料視聴に戻そうと新しい3人の弟子を走らせる。忙しい、ハウス。

彼の知性と恋心をもってしても、南極の厚い氷を溶かすことはできなかった、ま、傷が浅くてよかったね。しかし、彼をたまげさせたのは、ウィルソンの彼女。なんと、あの”Bitch”(失礼、でもハウスがそう呼ぶんだモン)。ウィルソンもハウスに負けず劣らずオモシロい。

来週が楽しみなのだ。

2009年8月12日水曜日

去年の夏は遠い

ワカは昨日キャンプに出かけた。

今まで学校の宿泊行事が全部で4回、それに個人でのキャンプなどが4回、合計8回。我が家では嵐の前の静けさ、ならぬ、静けさの前の嵐。宿泊準備が穏やかに(”私が”、だけど・・)終わったためしがないのだ。せっかち&(他人には)完璧を求める私、毎回テンションがあがり、最後はいつも「なんで自分でちゃんとやらないの~!」と大声が出てしまう。通信簿やらテストの点数なんぞはどうでもいい!(良いに越したことはないケド)、しか~し”計画、準備、生理整頓、時間厳守”これって基本!!・・・あ、またテンションあがってきた。

と、ところが、な、な、何と!今回は実に落ち着いて自分で持ち物の用意をしているではないか。なぜ突然に?驚いた!ワカには悪いけど。能ある鷹は爪を隠していたのか?いや、そんなことはないだろう。幼虫から一気に蝶へ変身か?

じょじょに進歩してくれていったなら、こんな気分にならなかったのであろう。毎回目くじらを立てていたのに、こんなに突然変わられると拍子ぬけ。そして、さみしいんだなぁ、これが・・・。すっかり”おいてけぼり”をくらってしまったような。あの何にもできなかったワカが何とも懐かしいのである。もう一回あのボ~としたワカが見たくなるのだ。でもあんなに指導した後で、「ちゃんとするな!」とは言えないしね。

親のわがまま、ほんと、滑稽だ。涙が出そう。

2009年8月10日月曜日

ボルト

のっけから、CG技術に目を見張る。風景、部屋の中など実写のようだし、ワンちゃんの毛一本一本の動きなんぞはオドロキ。でもこれ、ピクサーじゃなく、ディズニーのアニメ。

ワンちゃんの一途で、ま、早く言えば単純な性格、それが笑いのツボで(昔志村けんが犬になっちゃったコント思い出す)、ホンワカと笑えるシーンが沢山。それに輪をかけ笑わせてくれるのが、ド単純なハムスター君。丸い透明の入れ物の中でくるくるくるくるくるしながら大陸横断、すごい。

そして最小メモリー搭載の鳩君たち。この鳩君たち、見た目は限りなく本物に近く、そして果てしなくボケている。常々鳩を見ながら思っていた。空を飛べばいいものをなぜ早足で地面を走りながら逃げるのか?目が横についているからしょうがないけど、なんだって目の前に落ちたものが首を左右上下に動かしても見つけられないのか?何が起きても顔色変わらないし、怒ってるんだか笑ってるんだか、もしかして本気で笑いを取ろうとしているのか?と思ったりしていた。映画を見ながら、海を越えた向こうでもおんなじこと思ってる人がいるのだな、と思わずにやり。そしてCGの鳩君たち、動きが何とも精巧で、鳥ぎらいのオットはその首の動きがあまりに生々しく、鳥肌立てていた。

声は誰かと申しますと、主役をジョン・トラボルト(暑いのでヒンヤリすること言ってみた)。ほかにはペニーのマネージャー役を”アリー”でリチャード役だったグレッグ・ジャーマンなど。

昔見た”三匹荒野を行く”(1963)という2匹のワンちゃん&猫ちゃんの映画を思い出した。

2009年8月8日土曜日

Adam Lambert

abc 放送のGMA Summer Concertに出演。
タイトルをクリックしてね。

まずデイビッドとアダムとクリスが3人で、出番少ないけど、アダムの声は際立っておる。デイビッド独唱の後はアダム。前髪が舞妓さんのようにシッカリ盛り上がってマス。ああ、素敵。

2009年8月7日金曜日

ウォレスとグルミット「ベーカリー街の悪夢」

今日、8月7日はウォレスの誕生日。グルミットは12月らしい。

第一作”チーズ・ホリデー” (A Grand Day Out)から何と20年。私が初めて見たのは”ペンギンに気をつけろ!” (The Wrong Trousers)で、確か動物園の動物たちのぼやきが聞けるリップ・シンクシリーズ「快適な生活(Creature Comforts)」と一緒に上映されていたような・・・。記憶があまり定かじゃないけど1995、6年だったように思う。一緒に映画を観終わった後、”かわいい”という言葉がキライなオットや渋好みの男友達も、”かわいいなぁ”と言っていたのを思い出す。

最近のドリームワークスとの共同作品は、面白いけれども、どこかしっくりこなかった。ピリッと山椒が聞いていないとでも言いましょうか。しか~し新作「ベーカリー~」はよい、やっぱりこの路線だ。ブラックユーモアと映画ファンが喜ぶパロディー満載。中でも大笑いしたのは”ゴースト”。ま、”ゴースト”はパロディーにしなくても笑えるけども。
そして、「パン人はだれだ!?」のコピー(ポスター見てね)。健闘はたたえる!けれど、なんというか・・。

さて、今回「ベーカリー街の悪夢」と過去の3作品(チーズとペンギンとサイバードッグ)の4本立てを見たのは、渋谷のシネマ・アンジェリカ。ああいう小劇場はとっても好きなんだけど、空調の利きが悪く、劇場内が蒸し暑かった。おまけに新作以外は家でシツコイ子供につきあって何万回(大袈裟!)もDVD見てるし、暑さとあいまって、チーズとペンギンの時はテレビの前で寝ているお父さん状態(スイッチを切ると「見てる!」と起き上がるみたいな)。最後のサイバードッグの”危機一髪” (A Close Shave)でようやく意識が戻る。

・・・何回もDVDで見たとはいえ、映画館で見ると一味違う。やっぱり映画はいいなぁ。

2009年8月3日月曜日

ROCKY

初公開以来だから、30ン年ぶりに見た。

1977年、家庭ではビデオも普及しておらず、毎日目や耳に入ってくるヴィジュアルはキャンディーズや、ピンクレディ、ジュリーなど。そんなナイーブな私が見たロッキー・・・、
”ボクシングで生きていくために貧乏生活を余儀なくされた好青年が、やっとチャンスをつかんで今まで以上に努力。お友達はこつこつと精肉店で真面目に働く正直者。その妹エイドリアンは、本当はきれいなのにお金がなくっておしゃれができないが、ロッキーのひたむきさが彼女を変身させる。いつでもドリーム・カム・トゥルーのアメリカはすごい!!”こーんな印象で、あのファンファーレに鳥肌立てながら見ておった。

30年はちと長かった。あんなに感動した割には、冒頭から全然覚えてないシーンの連発、そしてナイーブなお年頃に見たもんだから”今更なにいってるの?的”事実(私にとっては新発見)がいろいろ。冒頭、ロッキーは不良少女に一生懸命まっとうな道を説くものの、最後にアッカンベーをされてしまうところなど、当時は、なんて子供だ、ケシカラン!と思っていたけれど、今回あらためてロッキーの英語を聞き、そのあんちゃん言葉にたまげた。彼女の「なんたってあんたからそんなこと言われなくちゃなんないのよ」と言いたくなる気持もワカル。字幕をおってるだけではなかなか分からないものだ。ロッキーやエイドリアン兄のお下品な言葉使いは、ひじょ~にマイルドに翻訳されているし、口癖なども全部省略されている。字幕は好きなんだけど、難しいところである。そして、そんな下層階級の青年をかなり上手に描き、演じたスタローンに驚く(地のままって話もあるけど)。

70年代は”大衆映画”に大きな流れが2つ、ひとつは「ポセイドンアドベンチャー」(69)に始まって「タワーリングインフェルノ」(74)のような新旧大スター総動員でヒーローが頑張る”大作災害映画”、こちらは単純系。もう一つは「俺達に明日はない」(67)くらいから始まる演技派俳優が社会に深く入り込む”ニューシネマ”、こちらはチョイ複雑系。しかし、「ロッキー」はそのどちらにも当てはまらず、いや、どちらにも当てはまっていたというべきか。低予算でパットしない俳優陣が実にうまく役にはまり、しかも白人の貧困層とスポーツビジネスという社会問題をサラリと映像化している。人情があふれ暖かい”ヒーロー”が主人公で、世の中の理不尽さを突き詰める暗~い映画でもない。その上、普段はボクシングを見ない人でも映画を見ただけで、アドレナリンが湧いてくるような作品なのである。絵にかいたような単純なストーリーで、「そっか!この手があったのか」とみんなが思うような作品なんだけどね。付け加えれば、もしかしたらスタローンの苦労話もロッキーのようにプロデューサーが話題作りに仕掛けたんじゃないかと勘繰るくらい。
そんなこんなで、”ジョーズ”が現れ、”ロッキー”現れ、とどめの”スターウォーズ”ですっかり”ニューシネマ”は影をひそめ、災害映画に出ていた往年のミュージカル俳優は”ザッツ・エンターテイメント”に集合した。

スタローンはデビュー作からあの威勢のいいロッキーのテーマにのり、とっとっとーっと社会派筋肉路線に・・・。ロッキー成功の後、少し立ち止まり、タリア・シャイアにくっついてコッポラ路線に転んでいたら、別の映画人生があったのかもしれない。タイプが違うけど、メル・ギブソンが監督作品であちらこちらの境界線を歩いているような、そんな映画人生もあったような気がするのだ。ちょっと残念。因みに”ロッキー”以降このシリーズを私、イッポンも見てない。

2009年7月23日木曜日

眼鏡を新調 レンズ編

さて、レンズ。最近視力が落ちたような気がしていた。
まず、今使っている私の眼鏡でレンズの度数を測っている。ふ~ん、そんなこともできるんだ。次は、私の目を検査器で測る。今の眼鏡は両眼で1.0が見えることまではわかった。

私 「やっぱり落ちてますね、1.2位まで見えるようにお願いします。」
お店の人 「そうしますとね、近くのものが見にくくなるかもしれませんよ。」
ドキッ!!!
店員さんの言葉が、奥歯にものの挟まったような言い方に聞こえる私。
私 「そ、それは、いわゆるロウガンという・・・」
お店の人 「一般的にはそういうことです。」

カーカーカー(カラスの鳴き声)

・・・たそがれた気分に包まれながら、検査用レンズをカシャカシャ入れることのできるバスターキートンのようなフレームをかけて、あれこれやってみた。遠くを良く見えるようにすると、近くのものを見るたびに眼鏡を外さなくてはいけない事になる、というのが人体実験で分かった。ん~、オットも老眼鏡で本を読むようになったし。なんだか、ほんとたそがれてきちゃった。眼鏡をいちいち外すのは仕事に支障をきたすので、今と同じ度数のレンズを入れ、はるか彼方を見ることは諦めた。

それにしても近くも遠くも見えなくなるのか・・・。”ロXガX”って私にはハリポタの世界の”ボルデモート”って響きに通じるものがあるわ。「それは口にださないでくれ!」。ま、カッコイイフレームを見つけたし、”第3次成長期”のことはあんまり深く考えないようにしよっと!

2009年7月22日水曜日

眼鏡を新調 フレーム編

ここ半年くらい眼鏡を探していた。
毎日使うものだからできればいいものが欲しい。だからって眼鏡に10万円出す勇気もなし。低価格帯の眼鏡は、1年で買い替えを期待した商品だからやはりそれなりだ。価格と品質の落とし所を見つけなく手は。

眼鏡を買おうと思い始めた今年1月頃、まずショーウィンドーを覗きながら下見。最近はレンズ大きめのフレームが増えている。80年代に流行ったラルフ・ローレン(もしくはあられちゃん)を思い出す。洋服と同じで新しい流行を作っていかなきゃ売れないものね・・。でも、90年代だけど”フォーウエディング”でヒュー・グラントもかけてたっけ。そういえばハリー・ポッターもかけてるか・・。
ショーウィンドウの次は、店内に入りあれこれ掛けまくり、店員さんにいろいろ聞きながら、でもまだまだ下見段階。ねばっても買わないうるさい客状態。このころからだんだんあるこだわりが湧いてくる。”Made in Japan”が欲しい。と、言っても特に深い理由なし、ただなんとなく。

3月の頭、いよいよ下見を終えて買うつもりで999.9に行く。掛け心地もデザインも素敵。ああ、それなのに気に入ったフレームの価格帯が35,000~40,000円台、これにレンズを入れると結構なお値段になってしまう。毎日10時間以上かけるし、日割りで考えるとそんなに高い買い物ではないのかもしれないとケチ計算もしてみた。が、やっぱりプラスチックフレームに60,000円ってちょっと・・・。購買意欲がしゅるしゅるしぼむのがわかる。あれこれ考えるうちに、なんか、めんどくさくなってきた。その日は購入断念。そんでもって、あっという間に7月になっちゃった。

時間がぽっかり空いたある日の午後、心の声が”めがね、めがね”と囁いてる。ふらふら~っと、ジョン・レノンご用達だった白山眼鏡へ。いや~、あれほど考え込んだのがうそのよう。気に入ったいくつかのフレーム価格が20,000円台半ば~後半、掛け心地もばっちし。結構下見したしあれこれ考えたから、気持ちが固まるのも早い。お店の人には衝動買いに見えたと思う。

さて、いよいよ、こだわりの点を遠まわしに聞いてみた。
「白山眼鏡さんは福井県で作ってるんですか?」
因みに日本の眼鏡の約95%は福井県で生産されているので、違ってたらかなりの確率で海外製品。
「あ、いえ、福井ではないです。」
(あらら・・・)
「関東に工場がありまして・・、云々。」
(やった!)

フレームは決まった。次はレンズ。
こっから先、ちょいといままでとは勝手が違ってきていることに、気づかされるわけで・・・。

2009年7月19日日曜日

ハリー・ポッターと謎のプリンス

とっても待たされて、やっとこさ映画第6話の登場。
今回は109シネマズ川崎IMAXシアターに行って来た。2007年に営業停止になった品川のメルシャンIMAXシアターより画面は小さいけれど、IMAXは画面はもとより椅子も振動する音響は迫力満点で、ハリー・ポッターのような映画にはぴったり。しかも導入部分は、なんと飛び出す映画!(3Dのこと)で、デスイータが飛び回るシーンでちょっと乗り物酔いになってしまった。情けない・・・。

さて、映画は第1話から全部見てるけど、本は1巻しか読んでいない。今回6話を見るにあたり前回はどんな話だったか思い出そうとするんだけど、なんと5話はおろか4話の内容さえもゼ~ンゼン思い出せない。なんだかよく分からないなぁ、と思いながら見てたのは思い出した。原作は3巻4巻と進むにつれどんどんページ数が増し、内容が盛りだくさんになっているので、たとえ映画としては長い3時間でも物語の詳細全部を織り込むことは無理らしい。映画にするにあたりマイナーチェンジもアル。だから本を読んでいる人は映画についていけるけど、私みたいに読んでない人は分かっているつもりで実はちゃんと理解していないのだな、きっと。

そんな一般人にも今回は多少分かりやすい展開になっていた。第6巻を読んで予習済みのオット曰く、それでもかなりはしょっているらしいが。ボルデモードをやっつけるのがいかに難しいことなのか、それはわかった。ひとまずよかった。しかし私には他に気になることが。11歳の少年少女だった魔法使い達が成長してホレタハレタが始まって、自分ちの子供とシンクロしちゃってフクザツな心境なのだ。こんな角度でハリー・ポッター見てることがオットにばれたら、思いっきり笑われてしまいそうだ・・・。

毎回思うのだけど、スネイプ役のアラン・リックマンの話し方が大好きだ。かっこいいわ~。

猫の動画

タイトルをクリック

顔が、顔が・・・・!別の星から来た生命体のようになってる。

2009年7月17日金曜日

ピアノ 今年のお題

忘れた頃にやってくるワカのちょっと苦しい年間行事、冬がお正月の習字ならば、夏はピアノの発表会。

今年のお題はデュラン(Auguste Durand:1830-1909)のワルツ(”Valse” Op.83)。
デュランと聞いても”デュランデュラン”しか思い浮かばない両親。とりあえずYoutubeで探してみる。そんなに数は多くないけれど、いろいろな国の人たちが投稿している。中国人の演奏はキビキビ、ブラジル人の演奏はの~んびり。お国柄が出るものだ。

ピアノの発表会も今年で3回目、やっとこさ発表会とはなんであるかを理解して、それなりに成長もしているから、年々手はかからなくなっている。一方、マイペースの権化を相手に大変なのは先生。糠に釘というと言い過ぎかもしれないが・・・。しかし自分で与えた課題、ますます指導に磨きのかかる先生のテンションは、レッスン中少しも落ちない。ワカはどうにか譜読みをこなし、ド素人の母親に「ひとりでやってえらい!」と激励されていざ出陣するも、あえなく撃沈、の繰り返し。特に”指使い”を厳し~く指導され、練習中に「見てて!」とワカに頼まれるのであるが、動態視力が追いつかないし。

そんなわけで、弾けてるんだかどうだかよくわからないけれど、「ここまでよくやった!こんなのママ全然弾けない!今までのワカとは一味違う!」と抽象的は表現で褒めまくり、本番に向けてラストスパート。応援も楽じゃない。

2009年7月16日木曜日

ロバート・レッドフォード

72歳、ロバートレッドフォードが結婚! 21歳年下のアーティストと

(シネマトゥデイ)  映画『スティング』や『愛と哀しみの果て』などで知られる俳優兼監督のロバート・レッドフォードが、長年パートナーとして暮らしてきたドイツのアーティスト、シビル・ザガースさんとハンブルグの教会で結婚した。

 結婚式は、豪華なルイス・C・ジェイコブ・ホテルで行われ、出席者は友人30人と家族が参加するこじんまりとした形で開かれた。パートナーとなるザガー スさんは、ハンブルグで生まれ、抽象画のアーティストとして活躍して英国、アメリカ、ドイツに作品が展示されていた。彼女は1990年代に、レッドフォー ドが現在住んでいるユタ州に移り住んでいる。現在レッドフォードが72歳、シビルさんは51歳になる。ロバートは1958年に最初の妻ローラと結婚し、 1985年に離婚。二人の間には4人の子どもがいるが、1人は乳幼児突然死症候群で亡くなっている。ザガースさんも再婚になる。(細木信宏  Nobuhiro hosoki)

・・・だそうだ。私が映画を見始めたころって、ボブ様は私たちの世代にとってはすでに大人の大スター。しかも映画の中のお相手は、バーブラ・ストライザンドとかミア・ファローとかメリル・ストリープとかスーザン・サランドンとか。ハリウッドはいろんな意味で今よりももっともっと遠かった~。

で、この再婚にはマイルドにびっくりした。年齢差ということじゃなく、年齢だけのお~まかな(かなり・・)くくりでは、「私もほぼ許容範囲に入っているではないか!」ということが。だからどうしたって感じだけど、自分の年齢にも今更ながらちょっと驚いただけ。

2009年7月11日土曜日

携帯にヤキモチ焼く猫ちゃん

またまたかわいいのを、見つけましたよ~っ!!
猫ちゃん、実はとっても頭がいいのだ。

タイトルをクリック。

2009年7月10日金曜日

シンクロナイズドシーイング

これすっごく笑える。皆さんよい週末を・・・!
タイトルをクリックしてねっ。

2009年7月9日木曜日

Pushing Daisies

先週からAXNで始まったTVシリーズ。”Pushing up Daisies”って直訳すると”デイジーを押し上げる”になるけど、もう一つの意味は”埋葬”。棺桶が下からデイジーを押し上げてるから。
(ストーリーやらあれやこれやはタイトルをクリックしてね。)

主人公ネッドは死者を生き返らせることができる。でも以下の条件付き。
1. 死者に触れると生き返る
2. しかし生き返ったものに2度触れると、永遠に死んでしまう
3.生き返った人に60秒以内に再び触れなければ、近くにいる 他の人が代わりに死んでしまう

彼はその能力で、しなびた果物を新鮮によみがえらせながら、パイ職人をしている。作ったパイに2度触れないようにするのは至難の技のような気がするが。ま、そこはTVだから大目に見るとして。彼の能力を知った私立探偵がネッドに儲け話を持ちかける。死因の分からない死者を生き返らせ、死因を聞き、また元に戻して、未解決事件を解決し、報奨をもらう。で、そんな副業をしてるうち、彼は殺されて棺桶に眠る初恋の人チャックに再会する。

第1話は、まず飼い犬から始まり、お母さんや殺されちゃった人たちを生き返らせたり、死なせたり。そして、結構怖い思いをして死んだにもかかわらずはからずも生き返った人たち、まるで昼寝から目覚めたみたいにケロリとしている。あくまでも明るい。そして初恋の人チャックとの再会。生き返ったまではいいけれど、さて困った。そのまま生きてもらうためには、一指たりとも触れることができない。
ドライなブラックユーモアとロマンチックな切なさと”アメリ調”の映像で、霊安室でさえとっても爽やか。因みに生き返ったネッドのワンちゃんはまだ彼の所にいて。(60秒後の彼の身代わりは近くにいたリス君)、マジックハンドでなぜなぜしてもらって間接スキンシップ。犬が飼い主にぺろぺろしないのも不自然だけど、ここも大目に見る。

”Heroes”はモヒンダー君が意欲的にワルモノ役に挑み、ザイラー君がけなげに更生を試みているけれど、私にはダーク過ぎ。  ”Dr. House”は ”American Idol -もとい- Doctor”でオーディション中、登場人物多すぎていまだ感情移入できず。結構お気に入りだった"ジャーニーマン”もなんと13回で打ち止め(ありえな~い!!)。
てなことで、いま一つのTVタイムだったので、”Pushing Daisies"はあれこれ大目に見ながら期待してるワ。

ちなみに副題は~恋するパイメーカー~。ん~~~~これは・・・。

2009年7月8日水曜日

熊本県のカバちゃん

・・と言っても、動物園のお話じゃなくって、蒲島郁夫県知事のこと。お話を聞く機会があり、略歴がとてもユニークだったので、駆け足でご紹介。

<誕生>
農家の8人兄弟の一人として昭和22年に熊本で生まれた。
将来なりたかったものは3つ、1.小説家、2.カウボーイ、3.政治家。しかし高校卒業時は230人中200番の成績で大学進学は諦め、小説家の夢はここで露と消えゆく。

<アメリカの農業>
高校卒業後は農協に努めたものの、やはりカウボーイになりたくてアイダホに農業研修生として渡米。研修生というと聞こえはいいけれども、今日本で問題になっている安い労働力制度だったように思う、と。御苦労されたのでしょうね。

研修期間中、短期で農業を大学で勉強する機会に恵まれる。それはとてもよい経験で、辛い研修が終わった後、晴れてネブラスカ大学農学部に入学。そこで、繁殖生理学(豚の精子の保存)について学ぶ。ちなみに人間や牛と違って豚の精子の保存はとても難しいらしい。

めでたく卒業を迎え(おそらく苦労されたとは思うが)、教授に大学に残るように勧められる。しかしどうせ勉強するならば、”豚の精子”よりもっと自分のやりたかったことをしようと思い、もう一つの夢、政治家を目指すべく、ハーバード大学大学院に入学。
・・・そ、そんなに簡単に?と思っていたら、「一度も政治を勉強したことがない上に、子供が2人いるので奨学金を欲しいと申し出たにもかかわらず、よくハーバードが私を受け入れてくれた」とおっしゃっる。本当に優秀な方なのだろう。大学院卒業、28歳。

<帰国>
平成3年から筑波大学教授、そして平成9年には東京大学教授。

平成20年3月、選挙資金たったの数100万円、しかしダウンズの理論と人間性を武器に、他の4人の候補者を大差で破り、無所属で熊本県知事当選。
当選後については、私、政治ド素人でましてや熊本県人でもないので割愛するけれども、知事の報酬カットやダム建設中止等等、ご存じのとおり。

「今の立場が悪ければ悪いほど、可能性がある」とさらりとおっしゃる。
「国政に興味はあるか」との質問に、
「”忠臣はニ君に事(ツカ)えず”、私は熊本県民にのみ仕えます。答えはノーです。」
その潔さと、判断力の強さ、行動力に、救われた気分がした。

2009年7月6日月曜日

スロベニアのアカペラ

NHKの”世界ふれあい街歩き”がお気に入り。
先週の放送はスロベニアのビランという町。
旧ユーゴスラビアであるスロベニアはドイツ語圏の影響を強く受けている。が、この町は長い間ベネチアの支配を受けた影響で、ゲルマンよりイタリアの文化、香りを残している。

ユーゴスラビアは南スラブという意味で、民族はギリシャやイタリアのような明るい性格を持っていると聞いたし、実際ベオグラードでは皆さん明るかった。トルコ、イタリア、ギリシャ、ハプスブルグ、ロシアとヨーロッパの東南の文化が、バルカンの地でかなり劇的に混ざり合った。涙の歴史もあるものの、それだけではなく前向きにとらえうまく融合している、そんな印象を受ける。

音楽もしかり。スロバキアについてサーフィンしているうちに、すってきなアカペラグループを見つけた。TOTOの曲をジャズアレンジで。特にイントロが感激、必見ですよ。
いつか行ってみたいな、この国に。

2009年7月3日金曜日

Evian Roller Babies

これはほんと~にかわいい★★★★★!
この天真爛漫な笑顔に純粋な喜びに満ち溢れ、”ものを売るための映像”ということ忘れちゃいます。

タイトルをクリックしてね。

皆様、よい週末を。

2009年7月2日木曜日

バーゲン

いよいよ夏のバーゲンセールが始まった。
6年前引っ越ししたとき、ほとんどスッカラカンになり、約2年一枚も服を買わないときがあった。・・別に困らなかった。
しかし、ある朝洋服ダンスを見て、何も着たいものが見つからなかった。おんなじものばかり着ていて、自分で自分がつまらなくなってくる。若い時は中身が新しいから、古着でもお下がりでもいいのだけれど、年をとってくるとそんなわけにいかない。贅沢でなくてもいいから新しいものを被らないと、見た目はもちろん気分までヨレヨレしてくる。以来、”自分のため”(見てくれる人いないし~)に洋服を買うことにした。

絶対バーゲンなんだけど、
1.土日は避ける
2.デパートは行かない
3. 同じ店に行く
4.何度も店をのぞく
3・の同じ店に通い続ければ、さらにお得なバーゲン情報も送ってもらえる(バーゲン前にバーゲンしてくれるとか)。4.何度かのぞくと奥に合った商品が出てくるし、いよいよバーゲン品が少なくなると更なる値引きがある。いったい原価はいくらなのだ?

で、昨日もウキウキ、ふらふら、バーゲンに行ってきた。パ~っと散財できない小心者らしい買い物ではあったが、きょうは新しい服で会社に行った。うふふ。

2009年6月30日火曜日

プロデューサーズ

メル・ブルックス監督、2005年。
飛行機の中で見始めて十数分、あまりのドタバタぶりにつかれちゃってギブアップ。今回やっと全編通して鑑賞した。この作品は映画(68)、その舞台化(01)、それまたその映画化(05)と、メル・ブルックスが3作品を作っている。(詳しくはタイトルをクリック)

アメリカ生まれのポーランド系ユダヤ人移民出身の彼、ギャクの連続でおバカな笑いも満載だけれど、ナチの描き方は実に辛辣。やるんだったらとことん悪趣味を貫くその姿には敬服。もともと脂っぽいネイサン・レイン、目が飛んでるウィル・フェレル。一番すごいのはヒトラー役のゲイリー・ビーチ。”プリシラ”のテレンス・スタンプにも目を丸くしたけど、こちらはなんというか、ま、百聞は一見に如かず。この人たちが、最初から最後までテンパったままこの世に降りてこず、しかも歌も踊りも最高。伝書鳩・アドルフまで”ハイル ヒットラー!”。

さて、ヒットラー本人が万歳をするときは?”ハイル マイセルフ!”。このセリフのオリジナル、記憶は定かではないけれど、エルンスト・ルビッチの”生きるべきか死ぬべきか”(1942)からだったと思う。この作品を、メル・ブルックスは83年にリメイクしている(邦題は”メルブルックスの大脱走”)。ルビッチに敬意をはらっているのはわかるけれども、私は断然オリジナルのほうが好きだ。

話が脇道にそれてしまったが、中年になってしまったマシュー・ブロデリックが達者な歌と踊り、バービー人形のような完璧な肢体で、役にはまっているユマ・サーマン。この2人は他の出演者の毒気にあてられつつも、あおられることなく独特のムードを醸し出している。それにしても、配役にピアノがない、役者全員がフォルテッシモだ。
実はふか~い、ふか~い問題をはらんだテーマ。タブーの言葉@Germany満載。激しい悪乗りにどうやってオチを付けるのか、こちらが見ながら心配してしまう。ここまでドギツク貫けばドイツ人も笑ってくれるかも。ン、なことないか・・・。

2009年6月26日金曜日

マイケル・ジャクソンとファラ・フォーセット・メージャース

”I'll be There”、あの透き通った歌声が、今朝からずっと頭の中で回ってる。
彼の最近の健康状態は知る由もないけれど、ある日突然電池が切れるように、心も体も全く維持不可能になってパタンと倒れてしまった、そんな感じ。もっと音楽の世界で生きて欲しかった、でも、よくあの状態でここまで生きたとも思う。

彼の”Thriller”を見たときは、そのパーフォーマンスにただただ驚いた。ああ、こんなのがあるんだ、って。音楽と物語と踊りと映像が、彼のパワーで完璧な一つの世界を作り上げていた。あの時、-良し悪しは抜きにしても-音楽シーンに”マイケル・ジャクソン的”という流れが確かに加わった。
30代以降の彼は、完全にアイデンティティを喪失、というよりも常軌を逸っしていた。黒人でも白人でも男でも女でもなく、なんだか人間でもないような・・。何になりたかったのかな、マイケルはマイケルでよかったのに。

ファラ・フォーセット・メージャースは”エンジェル”に、マイケルは”スリラー”の世界に、今日、私の中で一つの時代が物語に変わってしまった。

2009年6月23日火曜日

ふりがな

”小児科”の文字を前に、

ワカ「しょう・・じ・・か、しょうじか?しょうじか!」
私 (昭二か?:それはおじさんの名前、商事か?、障子か?)「違うんだよね~」
ワカ「やっぱり・・・、えっと、こじか?」

病院の待合室、脚にギプスしたバンビがおとなしく座っている姿が頭に浮かぶ。
訂正する声が、震えてしまった。

2009年6月22日月曜日

愛を読む人

数年前、作者のベルンハルト・ シュリンクが来日した際、話を聞きに行った。その時のテーマは”過去の罪とどう向き合うか”。シュリンク氏の第一印象はまさしくゲルマン、とっても真面目な教授。この人があのパッションにあふれたシーンを書いたとは、あんまり想像できない・・・。

重い重いテーマで話が進む中、参加者の間でこの「朗読者」という小説が、恋愛小説として受け取られていることに疑問が湧いてきた。もちろん主人公のあの若き日の情熱がなければ、これほど深く贖罪に関して考えさせられることもなかっただろう。善悪ではなく法を犯したか否か、自分の仕事に忠実であることの意味、そして本当の”恥”とは。15歳の少年にはそれを判断するには若すぎた。もしマイケルが少しでも大人として成熟していたら、ハンナの中に矛盾や無知をかぎ分けることができていただろう。その若い情熱が物語の発端であったとしても、やはりこの映画の題名には”愛”を付けるべきではなかったと思う。

60年代に入っても、未だナチの罪を法定で裁き続けるドイツ。この事実に日本人として恥ずかしながら驚かされてしまった。私たちはどんな歴史からも目をそむけてはいけないし、時代や国境を超えた普遍的な善の心をもって、ひとりひとりと向き合わなくてはいけない。国としてではなくひとりの人間として。

一言では言えない重い重いテーマ、本を読んだときのような、甘く、悲しく、心を揺さぶるような波が感じられなかった。映画に全てを投影するのは難しかったかもしれない。
ケイト・ウィンスレットとレナ・オリンに、拍手。

2009年6月19日金曜日

移動教室

ワカが移動教室に行った。今、小学校では”修学旅行”とは言わずに”移動教室”という(楳図かずおの”漂流教室”を思い出す私)。大荷物で小雨も降っていたので、学校まで送っていくことにした。朝6時20分の集合にもかかわらず、校門の前には緑のおばさん(って今も言うのかしら?)が、すでに子供たちのために立っていてくれている。ありがたい。

緑のおばさん「ワカ君、ちゃんと寝たの?」
ワカ「あ、うん、ハイ。」
そこで私に気がついた緑さん「嬉しくて寝られないから、絶対寝ない、って昨日言ってたんですよ~」
私「あら、そうだったんですか」
そんなこと一言も言ってなかったなぁ。そんなに楽しみにしていたのか。もっと一緒に盛り上がってやればよかったなぁ・・・・。

移動教室開会式も終わって、子供たちはバスに向かって歩き出した。
私「ワカ~、いってらっしゃ~い」
あらら、ワカ 無言で行ってしまう。
近くにいたお母さん「だめよ~男の子は、大衆の前では恥ずかしがっちゃって。」
私「なぁる・・・。」
つい数か月前までは手を振り返してくれたのに。

見慣れない場所で、いつもと違うアングルからわが子を見直すと、その後姿はなんとなくたくましくなって、別の子のように見える。ちょっと見送りに、と軽く出かけたつもりが、”少年”への見送りになっちゃった。嬉しくもあり、さみしくもあり。

2009年6月16日火曜日

愛の季節

”つばさ”の主題曲、題名を見ればわかりそうなもんなのに、はじめのころ”Season”の部分が聞き取れず。今日初めて歌詞を確認できた。
それまでテーマ曲でこの部分をを聞くたびにに、私はが、頭に浮かび、ワカは、
を、心に描いていたそうだ。

アンジェラ・アキは普通ならばバックコーラスに任せるところも、全部自分で歌っているので、多少忙しそうではあるけれども、感情の盛り上がりがよく伝わる。他の歌もそうなのかしらん?ずいぶんと人気者みたいだけれど、悲しいかなオバサンはよく知らない・・・。ジャニス・イアンとお友達ということで、オットと一緒にちょっと気になっていた。今度ちゃんと聞いてみよう。

2009年6月15日月曜日

American Idol 8

あ~あ、ついに日本での放送も終わっちゃった。さみしいなぁ。
リアルタイムの放送と一か月ほど時差があって、その間にアダムはローリングストーンの表紙を飾るし、アリソンはアダムと一緒の19レコーディングスと契約したそうだし、なんと来年のアメリカンアイドルの予選がもう始まるらしい。

アダムとキッスの共演は面白かった。キッスの面々、長~い舌は顕在、お化粧してるからお顔は昔とほとんど一緒、と言っていいだろう。さすがに体は薄皮の牛皮をまとったようではあったが。しかし見えない、平均年齢60歳には。あっぱれ!アダムの肩パットが地味に見えるぐらいのステージ。

そういえばライオネル・リッチーも年を感じさせない歌声で、さすが。シンディー・ローパーもいい、とっても。

ちょっと残念だったのは、クィーンとファイナリストの共演。アダムだけのボーカルで2,3曲聞きたかった。クリス、ごめんなさい。天体物理学者ブライアン・メイはアダムを気に入り、お誘いかけたようだけど・・・。ま、ちょっと難しいかな。クィーンを歌うんだったら、特にアダムにリクエストしたいのは”Teo Torriatte” (Let Us Cling Together)。アダムの日本語、ぜひ聞いてみたい。

2009年6月13日土曜日

フス・フレーゲ

去年から気になっていたかかとの縦じわ。サンダルを履いて階段を上がっているとき、なにやら後ろの人が私のカラカラしたかかとを見ているようで、落ち着かない。そこでいよいよ、ドイツ式のフス・フレーゲ(フット・ケア)を試してみることにした。「ヤフー・ビューティーで見ました」と言って予約の電話を入れると初回は1000円割引のサロンを見つけて、早速予約を入れる。

さて、待ちに待った当日。歯医者さんみたいな椅子と器具が並んでいる。まずバスクリンを入れたような色のフットバスに足を漬け込む。5分ほどしてふやけた足をお湯からだして、ウィ~ンと椅子をリクライニング。足にシュッシュッと何かをスプレーされる。

次に取り出したるは小型のジャガイモ皮むきのようなもの、それでヒールだこをサクサクサクと削り始めた。痛くも痒くもクスグッタクモない。パルメザンチーズのように、皮がぽろぽろ剥けている。一通り削り終わると、今度はやすりでしゃっしゃっしゃっと均していく。 指やかかとの角質もしゃっしゃっしゃっ。それが終わると歯医者さんみたいに、ツュ~ンと鑢の突いた機械で爪を磨いていく。一番面積の広い親指は特に念入りに。

あちこち削り終わった後は、いろいろクリームやらローションやらを塗りたくる。全部で45分、あっという間。そして、そして、足の裏はなんとすべすべのふわふわ。思わず「私の足じゃないみたい!」とうれしい雄たけび。椅子の下には私の皮が大量に落ちている。こんなことならもっと前に来るべきだった。

ドイツでは美容師と同じように、フス・フレーゲにも資格試験があるとのことで、私の行ったサロンにもその資格証明書が壁に飾ってあった。正真正銘、大満足の経験だった。

2009年6月12日金曜日

つばさ

いや~、いいです、ベテランは。  
  武雄さん  「ゴクド・・・」
  加乃子さん 襖を開ける
  襖にもたれていたラジオ 後ろにのけぞる
  加乃子さん 倒れたラジオをの上をまたぐ
絶妙のコンビネーション、まるで劇場で舞台を見ているよう。

昨日の麻子さんの”心の闇”の吐露場面は「うゎゎっ」、という感じだった。「うゎゎっ」で済ませるのもなんだけれど、女が女の描写をすると結構シンラツなのでこの程度で堪忍。井上和香はきれいな人だなぁ。

気がついたら放送も真中まで来た。毎朝楽しい。  

2009年6月10日水曜日

Twilight

DVDが来たっ。早速、家族鑑賞会。
若い2人の初々しいロマンチックな世界につい口元がゆるみ、そのにやけていたであろう私の顔をおっとは目ざとく横目で感知。
「なにニヤニヤしてるのだ?」
「ええっ・・・、だって・・・」(ほっといてくれたらいいのに・・)
五月蠅いから、今度、誰もいないときにひとりでゆっくり見よう。

さて、その口元が緩むほどの、胸がキュンとする名シーンは、突っ込みどころでもある。
そして見つけた。・・・やっぱり、こういう動画があったのだ。もし職場だったら今見るのは我慢。おうちに帰ってからタイトルをクリックしてほしい。ただし、トワイライトを見ていないとウケない。

制作者の”nigahiga”はハワイの素人さんらしいけれど、他にもいっぱいパロディー作品を作っている。全部じゃないけど、かなりイケてます。全部自分の家と裏庭で作っているところが、切なくって笑える。

2009年6月9日火曜日

ターミネーター4

金曜日の日経夕刊、”シネマ万華鏡”で★★★★だった。なるほど確かに深読みすると映画評論家の方のおっしゃる通り!が、音がうるさすぎるのと画面が忙しすぎるのとで、そこまで思考が追いつかず・・・。

ジョン・コナー役のクリスチャン・ベイルはバットマンと違った泥臭いタフガイ(なんだか古臭い表現だけど)、違和感なし。
人造人間マーカス・ライトはそれなりに重要な役回りなんだけど、ジョン・コナーと主役を食いあっているような印象。
”ジャーニーマン”(FOX)でタイムトラベラーのリヴィア役ムーン・ブラッドグッドが、女戦士ブレアであのセクシーな声とエキゾチックな雰囲気全開・・・、までいかず。
人間じゃないけれど、人類捕獲型ターミネーター”ハーヴェスター”から追跡型ターミネーター”モトターミネーター”がコロンコロンと出てくるところは面白かった。この”モトターミネーター”、恐いマシーンのはずなんだけど、単細胞でどことなくかわいい。

T3は見てない。もしかしたらT3でT1、2と傾向が変わったのかもしれないが、T4ではいわゆるシュワちゃんみたいなターミネーターがほとんど出てこない。しかもチョイ出のシュワちゃん、ちょっとカートゥーンちっくで、見せ場なく終わっちゃった。
T5があるらしいから、とりあえずのストーリーなのかな、と言っては失礼か・・。

2009年6月8日月曜日

スタートレック

劇場に入って、あれれ・・・。前も後ろもロマンスグレーか薄めのオツムが沢山並んでいる。若い人とか女性がいない、ほとんど。これが日本のトレッキー(スタートレックマニア)の方々なのか。12年振の丸の内ルーブル、全然変わらず”ツァラツーストラはかく語りき”の音楽とともに、バブリーなシャンデリアの照明が落ちる。それが何ともいい具合に先に述べた観客とシンクロしているのだ。
誰でも知ってるスタートレック、でも私、実はちゃんと見たことがない。劇場版鑑賞はゼロ、テレビは10分ほどでそのスローな進展に、しびれを切らして最後まで見たのはまれ。

さて、映画は予想を裏切り?なんと面白かった。カーク船長役のクリス・パインは若い時のブラピに似てる(オットは「え~?」とか言ってたけど)。私の一押しはスポック役のザカリー・クイント様。あの、怖ーい、怖ーいサイラーくん。サイラーの耳まで届きそうな濃くて長い眉毛、ここでは細ーく半分くらいにピンっと切り込み、その下の大きな目と団子っぱながキュート。理論的でジェントルマンで、しかもお母さんは”変装した”ウィノナ・ライダー(関係ないか)。そしてオリジナルのスポック、レナード・ニモイ氏が現れたときは、トレッキーの声にならない声(「おぉぉ~~」って感じ?)が聞こえたのは、何ともおかしかった。

惑星を渡り歩くと、時間も前後して、過去、未来の自分がここそこで生きている。これはチャネリングとか精神世界の本を読むとよく出てくる話だから、それほど目新しい内容ではない。映画やテレビでもよく題材にされている。イイモノは明るい未来のため、時空を飛び交いながら、悪い出来事が起きないようにワルモノと戦う。そこでいつもなんとなく消化不良を起こす、あの人は助けて、この人は助けないこの境目はなんなの。”変えてもいい歴史”と”変えちゃいけない歴史”の区別が私にはわからない。それをオットに行ったら、「スタートレックだよ?SFだよ?ハリウッドだよ?真面目に考えるな」だって。・・・それもそうだわ。

映画の後売店では、心なしかコーフン気味の往年のトレッキーがフィギュァーを大人買いしていた。そして一番若そうな観客のワカは、相当気に入ったらしい。21世紀のトレッキー誕生。

2009年6月2日火曜日

Daniel Craig 様 食べられる

デルモンテ・フーズからキワモノのアイスキャンディー(日本じゃないです)。Daniel Craig様にインスパイアーされたって。筋肉の付き方がリアル、手首から先が海水パンツと一体化してるところに多少の妥協とコスト管理の跡が見られる。首から下はアイスキャンデーとしてはまあまあの出来としても、この顔!・・・30歳は老けてる。

この商品のターゲットの性別、年齢、などなど全く想像がつかない。人前で食べるのには気が引ける。子供に買い与えるのも変だ。男の人が食べているところを想像すると、もっと怪しげになる。写真では健康なボンドガールが一緒に写ってる。ん~、買うかな?若い女性が・・・。
Craig様が大好きだけれども、食べたいとまでは思わない。・・・と言いつつどんな味だろう、なんだかしょっぱそう。

2009年6月1日月曜日

American Idol 8

日本ではやっとTop4。TV画面だと、細かな顔の表情まで見られて、やっぱりいい。

さて、今年のTop4、(正確にはTop5から)全員好き。今回の目玉がアダムとして、裏目玉はダニー、悪いけども面白かった。サイモンの意見に全く同意。ダニーも録画を自分で見直して「ほんとにホラームービーのようで、一晩中笑ってしまった。」とあっさりと、実 にさわやかに自己分析。人柄ってそのまま歌に出るものだから、幅広い彼の人気にも頷ける。今回落ちちゃったアリソン、サイモンは高く買っていたと思う。Top5 のときも「君は危ない」と行ったのは、視聴者に電話をかけさせるためだったのではないかと思ってる。ロック対決に関して言えば、ダニーよりアリソンのほうがよかったと思う。

発表の日の目玉はクリス(ドートリー)。そして裏目玉はポーラ。全然歌ってないのは丸わかりだったけど、踊りはジャッジとしての発言よりスムーズだ。まだまだOKというのか、そろそろあれかな、というのか、ビミョーなステージではあった。

それにしてもアダム様、19レコーディングスからオファーをうけ、クィーンからもボーカルの誘いが来たっていう。クレイ・エイケンとちょっとした火花を飛ばしてるって、いじわるな記事もあるけど、どうやら彼のレコード、あ、CDか、が聞ける日も遠くない。待ってるわ~~!

2009年5月29日金曜日

1Q84

29日、私の尊敬する村上春樹様の新刊を買おうと決めていた。大変な予約数だと聞いていたけど、いくらなんでも午前中に本屋さんに行けば手に入るだろうと思い、予約することもせず今日の日を待った。朝から雨だったので、ちょっと早めにお昼休みに出れば、きっと本屋さんも空いているだろうと踏んでいた。

確かに本屋は空いてる、しか~し、ないのだ。平積みの本の隙間に手書きの紙がピラリン、「1Q84 No.1は売り切れです」の文字。その横になぜかNo.2は積んである。・・・なんでNo.1だけ買っていくのだ、どうして2冊一緒に買っていかないのだ?確かに2冊は重いし、いっぺんに買うと4000円近くの出費だけど、もしかして1冊目を呼んでから2冊目を買うか買わないか決める人、なん~て、いるわけない。

せっかくなら初版本が欲しい私は、とりあえずNo.2を買った。さてNo.1はどこで手に入るのだろうか。既に第4刷まで増刷していると聞いているので、大きな本屋には行かないで、自分ちの駅のそばの本屋で初版本を探そうと決める。さて仕事も終わり、3軒ある本屋を覗いてみたら・・・、ないのだ。みんな予約を入れていたんだって。来週には入荷するかもって。とりあえず本は人気で品薄だと相場が上がっていくわけじゃないから、初版にこだわらなければ手に入る。

でも欲しい、しつこいが、初版本が欲しい。そうだ、一軒忘れてた、スーパーの3階にいっつも閑古鳥がガーガー鳴いている本屋さんがあった! ビンゴ~。昼間の本屋から数えて4件目、No.1の初版本を、やっと手に入れることができた。前作から7年ぶりというから皆さん干上がっちゃって、とにかくまず手にとってのどの渇きを癒そうとしているかのようである。

さあ、今週末はハルキ祭り、オーウェルの1984を想像しちゃうんだけど、どんな話かな、ワクワク。

2009年5月28日木曜日

バイオロジカル・クロック

理屈ではなくて、好きなタイプの顔がある。たとえば藤木直人くんの顔、好み。彼は双子とのこと。考えてもみてっ?真夏の夕暮れ時、熱いのに涼しい目をした双子が、部活でお腹を空かせて勢いよく帰ってくる。「おかあさ~ん!ただいま~!晩御飯何~?」。ぷるぷる(顔を振る音)、なんで息子?2人ともと贅沢はいわないが、どっちか1人が「ただいま、冷たいビール!」と、会社から帰ってきてもいいハズなのに。それに彼だって子供ほどは年齢は離れていない、とぶつぶつ弁解してみる。

そして昨晩、私の見た夢。とっても嬉しい、なんと私の結納がとりおこなわれている。お相手は中村梅雀さん(テレビ見過ぎ!)。私は既に結婚している(今のオット)という後ろめたさもあったが、しかしそんなことどうにでもなる、とも思っている。が、ここで夢の中でまた我に帰る。「どうしよう、こんな年になってから結婚して、成駒屋の跡取りは・・・産めない。」突然冷静になり、沈み込む私。重婚という犯罪よりもバイオロジカル・クロックが心にずっしりと重い。

起きているときと寝てるときの好みのタイプが違うのは気になるが、一応自分の年齢はジタバタすることなく、それなりに的確に認識しているのだ。あれこれ揺れ動く”お年頃”なのである。

2009年5月26日火曜日

初夜と蓮根

演劇集団「円」。

リフォームしたばかりの家には、結婚25年の仲のいい夫婦、来月に勤め先のジコチュー医者と結婚を控えた娘、ひきこもりでフィギュア&お城オタクの息子の4人。親は子供たちが養子であることを秘密にしているが、子供たちは気が付いている。

ある日曜日、しかも楽しいお昼ごはんの真っ最中。娘は母親の友人から、”父と母は夫婦の関係を一度ももったことがない”と聞かされ、本当かどうなのかを両親に問いただす。普段は無反応な弟も姉の発言にたまげ、思わず箸でつかんだ蓮根を落とす。見つからない連根、てれ隠しにテーブルの下の連根を探す母親と息子。2人がそんな関係のままであるなら、安心して嫁に行けない!と、父にちゃんとしてくれと直訴する娘。そんな話はやめなさい!とアワアワする父親。

こんなちょっと滑ったら、下品で泥沼にはまりそうなテーマなんだけど、上品でしかも後味よい脚本は土田英生さん作品。父親役は金田明夫さん(「つばさ」でまりのお父さん役)、下品にならないのはこの方のユーモアにあふた人間性からか。息子役の佐藤銀平さんはいい、注目。母親役、磯西真喜さんは、お上品な中にもかすかな色気を漂わせている。娘役、細越みちこさんはセリフがはっきりしていて、いやみがない。とにかく団員がしっくりとまとまって、1時間40分全く飽きさせない舞台を作り上げている。

(お芝居についてはタイトルをクリック)

2009年5月25日月曜日

17 Again

またまた、ティーン・エイジャー、いや、プレ・ティーンの映画に行く。

ザック・エフロンが好きな娘と見に来た、らしき親子連れがあちらこちらに。映画にはどこかで見たな、というシーンがデジャブーのように現れ、あんまし新鮮にはげらげら笑えない私とオット。「素晴らしき哉、人生」とか、「ペギースーの結婚」とか、「ビッグ」とか、「クッキー・フォーチューン」とか、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」とか、「スライディング・ドア」とか、「キスのプレリュード」とか。

しかし、プレ・ティーンは違う。映画が終わると女の子たちは紅潮した満面の笑顔で何やらコーフン気味に親に語りかけている。「スター・ウォーズ」みたいなのも出てくるから、少年のワカだって大喜び。とっても面白かったらしく、帰り道「なんだか、走りたくなったな~、走ってもいい?」と言って、若者は夕陽の中を走って行った。・・・そんなに面白かったのか・・・?ま、人のこと言えないか、私も”小さな恋のメロディー”を見たときはしばらくパンフレットを枕元において眠ったものだった。それに、私たちだって、全然面白くなかったわけではない。離婚裁判で友人のネッドが叫んだ、「You can't handle the truth!」にはウケた。(ジャック・ニコルソン大先生!!)

だけど、かっこいい若者も、年を取るとダサいおじさんになる、っていう固定観念は、ね~。若者たち、年を取るのはかっこよくなることなのよ。(・・言い切れるか!?)

2009年5月21日木曜日

American Idol 8

Kris優勝


アダム応援団としては残念ではあるけれど、今年の”アイドルは誰?予想”が4年目にして初めて当たり、うれしくもアル。

優勝するとファーストアルバムなどなど、いろいろとAmerican Idolとして制約があるみたいだから、既に自分の世界を確立しちゃってるアダムには、大衆に阿ることなくわが道を邁進してもらたい。そうなのだ、これでいいのだ。バカボンのパパが入ってきてしまったが、とにかく、 これからもアダムの動きに注目するべし。ミュージカル出演が決まったら、へそくりはたいて行っちゃう、どこまでも。

あ~あ、今年も終わっちゃった、アメリカン・アイドル・・・。

2009年5月20日水曜日

American Idol 8

いよいよTop 2。

1曲目は・・・、カーラには申し訳ないけども、パス。

2曲目から始まったガチンコ勝負。Simon Fuller が両者にリクエスト。さすがいい曲選びますね~。
まずはアダム、 Sam Cookeの "A Change is Gonna Come" 。
しびれる。彼の持てる全ての声とテクニックを全て駆使して、じっくり、ガンガン。
クリス、Marvin Gayeの"What's Going On"。
これもいい。ギターと一体化して、クリスらしさがよく出てる。

3曲目はそれぞれ18番を披露。
アダム、"Mad World"・・・、また、感電。Princeのように霧の向こうから現れ、「み、見えない!フーフー(霧を吹く私)」
クリス、"What's going on"で応酬。声がいいなぁ。落ち着いて貫禄さえただよう。

本音丸出しの後で、ぜ~んぜん客観的に聞こえないけど、やっぱり、アダム、かな。タイプが違うし単純に比べられるものでもないけど。泣いても笑っても明日が最後。

でも、ひとつ気になることが。往々にしてありえることなんだけど、もし、優勝して一曲目のような歌を歌わされたら・・・。アダム、怒るかも・・・。

2009年5月19日火曜日

トイレで何をする人ぞ

小さい時のワカにはおマルなどを使わず、そのまま大人のトイレに座らせた。なかなか静かに座ってくれなくて困った。大好きな電車の本を見せながらだと、少なくとも用をたすまで座っていてくれる。そのうち、本を見終わるまで出たがらなくなり、そんなこんなでトイレがミニ図書室になってしまった。
今ではすっかりお楽しみの時間となってしまい、大好きな飛行機の本をお供になかなか出てこない。私なんぞはとっとと済ませて、もっと開けた空間でゆったりとした椅子に座り読書を満喫したいと思うんだけど。

先日、トイレから出てきたワカの手には、何と鉛筆と漢字ドリル。翌日漢字のテストがあるらしい。なんかね~、せっかく覚えた漢字が水と共に流れて行っちゃいそうな気がするんだけど・・・。あ、記憶は消化器系とは関係なかったか。

2009年5月18日月曜日

MILK

ショーン・ペンはすごい。
30年前のアメリカの同性愛者を取り巻く社会に関しては、不勉強なので言及することは避けよう。が、ショーン・ペンは、そんな私をも納得させる圧倒的な演技である。
残念なことに私には聞き取れないのであるが、オット曰く”ユダヤ系ニューヨーカーのゲイ”のアクセントまで完璧に操っていたそうだ。

ペンの監督した”Into the Wild"に主演した、エミール・ハーシュ、やはり彼はただものではない。ミルクと初対面の時に見せた、歩き方、身のこなし・・・、あっぱれ。”スパイダーマン”のハリー役ジェームス・フランコ君は、こんな良い俳優さんだったのか(失礼!)と目から鱗の感動。
ダイアン・レインの旦那さんジョシュ・ブローリンも、マジョリティーであるが故の弱さ、悲しさをスマートに演じている。

監督ガス・ヴァン・サントは、強い存在感を放つ俳優陣に実在の人物を的確に投影し、ひとりひとりの心とその変化がもたらした時代のうねりを、インディペンデント作品の”におい”を残しながら詩的に描いている。

2009年5月14日木曜日

American Idol 8

アダムファンのみなさま~っ!!(ローラ式八方美人応援を心がけていたものの、抑えきれず先週から本音丸出し)

Finalはアダムとクリス

でっす。赤と青にしたのには特に意味はないけれど、2人を色でいうとこんな感じかな、と。
今年のレース予測、途中はハズしたけど、トップ10の段階で結構いい線いってたかも~。誰が見ても明らかだって?スミマセン。ああ、でも嬉しい、今年のファイナルは心底楽しめそうですわ。

ホリディ

遅ればせながら2年遅れでやっと鑑賞。(ストーリーとキャストはタイトルをクリックしてね)

配役がいいので、すんなりと”ロマンチック・コメディ”の世界に入っていける。ジュード・ロウみたいな人がメルヘンの世界のような田舎の一軒屋に現れたら、それはもう”王子様”でしょう。
”マイ・ブルーベリー・ナイツ”同様、彼とキャメロン・ディアスとのキスシーンが何とも素敵。あんな人に泣かれちゃったら、どうしよう・・・。などと、妄想膨れまくり、タンポポの綿毛の上を軽やかに散歩中の私の横で、「ジュード・ロウは植毛だ。」とオットの声。・・・だからなんだって言うの!髪の毛なんて枝葉のこと(・・・しかし、確かに薄くなられたような。)

見た目からしてコイけど、優しくてゲージツ的なカンフー・パンダ、もとい、ジャック・ブラックは五月蠅くなくて(失礼)、彼のキャラクターにしては物足りないけど、いい人を好演。ケイト・ウィンスレットは普通ならオーバー・アクティングになりそうなところを、誠に上手にサラリとこなす。顔の筋肉の動きはあっぱれ。キャメロン・ディアスはお茶目でキュートで明るくって、見ているだけで晴れ晴れする。

なんとなく疲れたら、元気になる一本。お勧め。

2009年5月11日月曜日

お腹が凝る

寝起きに腰が痛い。起きている間は問題なし、朝だけ。だから、はじめは布団が体に合わないのかと思い、ガッカリした。なにせ、一日の3分の1を過ごす場所、この上ない安らぎの目覚めはその日の活力!とばかり、大奮発してテンピュールを買ったばかりだったから。しかし、あれこれ考えて、どうやら腹筋運動がいけないのだと気がついた。でもってとっとと止めた。しかし、やっぱり腰が痛い。しかも肩も凝る、足の裏も痛い。情けない。

しょうがないので”足揉み”に行った。ケチなので一番安くて、短い時間のを頼んだ。
・・・効果てき面、体が軽い。もちっと奮発すればよかったかなと思いつつ、マッサージを担当してくれたお姉さんとお話。

お姉さん 「お腹と、腰が特にお疲れですね。」
私 「ええっ、お腹も疲れるんですか?」
お姉さん 「ハイ、おなかも凝るんですよ。」
私 「どうすればいいんでしょう。」
お姉さん「お腹モミコース(こんな名前ではなかったが)もありますよ。」
・・・尾籠な話ではあるが、お腹なんて揉まれたら、個体、液体、気体あれこれ”出てきそう”でコワイ。

でもこの話は大いにヒントになった。妊娠中重たいものを支えていたせいか、出産後、背中がすっかり固くなってしまっていた。もうブリッジ軽々の以前の私ではないのだとあきらめ、長い間本気になって上体そらしをしていない。後ろに反る時は背中だけではなく、おなかも柔らかくなくてはいけない。そうだ、久し振りに反ってみよう。腹ばいになり、腕で上半身を持ち上げてみた。ぐぐぐぐぐ・・・、と音はしないものの、固い固い、脂汗が出そうである。

そして数日、頑張った。鏡に映ったその姿、アザラシのよう。そして見事!腰痛はおさまり、何と驚いたことに顔の吹き出物も消えた。下手な腹筋運動で腰のあたりの筋肉が固まって、血流が悪くなっていたのか、と勝手に解釈。とにかく治った。でも、腰痛の方、くれぐれもマネしないように。

2009年5月8日金曜日

デュプリシティ

トニー・ギルロイ監督。 前作の「フィクサー」でも用いられた、時間をがんがんシャッフルして話が進む、または、戻る。

オープニングでB&RのCEOタリーとエクイクロムのCEOガーシックが迫真の取っ組み合い、のっけからすっごくイケてる。

久し振りに主演のジュリア・ロバーツ、ちょっとお腹回りが年齢を感じさせるけれど、若い時とは別の魅力が満開。アメリカでは珍しい”素材を生かして地で行ける”、そんな素敵な女優だと思う。クライヴ・オーウェンは2⅕枚目位で、ジュリアとは息の合ったところを見せている。2人とも楽しんでるって感じ。 ガーシック役のポール・ジアマッティ(「サイドウェイ」’94)がそれらしくって最高。何と彼、私の大好きな「シングルス」(’92)にも出ていたというから、もう一回見てみて要確認。

それにしてもサブタイトルの”スパイは、スパイに嘘をつく~”。あまりにもそのままで、これはなんだか・・・。

2009年5月7日木曜日

American Idol 8

アリソン、"Cry Baby"になる。よかったんだけどなぁ。
いよいよ、アダム、クリス、ダニーの野郎三つ巴になった。
ダニーに恨みはないけれど、アダム、クリスのファイナルが見たい。
来週はいよいよホームタウン凱旋かな。
コンペティションでは2曲づつ、こうなるとアダムは強いよね。
でも何せ電話投票だから、こればっかりは何とも言えない。

アダム、がんばれ!!

2009年5月6日水曜日

Tuck and Patti

20年ほど前に初めて彼らの"Time after Time"を聞いた。その研ぎ澄まされたギターの音色と、おやだかで芯の強いボーカルのハーモニーが素晴らしく、すっかりファンに。
それからしばらくして、ワカがうまれた。超が付くほど寝付きの悪い赤ちゃんだったワカ、リラックスさせようとあの手この手、音楽もいろいろ試してみた。新米両親は万策尽き、自分達がリラックスするために彼らのDCをかけた。すると、スットーンとワカが寝てしまうではないか。Pattyの声は睡眠薬か催眠術か。"Time after Time"の中でPatti が「wowowo~」とハミングするところがある。そのうち、まだちっちゃくて曲名を言えないワカは「wowowo~」と言って”MY子守歌”をリクエストするように。・・・そのCDに家族の思い出が加わった。

まさか本物が聞かれるとは思ってもいなかった念願のライブ。丸の内の"Cotton Club"、お昼のみ20歳以下でも入場可。ラッキーにもステージにかぶりつきの席を確保。おいしいブッフェをタラフクいただいて、彼らの歌を聞く、これが幸せでなくってなんであろうか。

お目当ての"Time after Time"は、Pattiが会場を三つのパートに分け観客全員でコーラス。「今回のツアーではドイツ、イタリアでもみんなでうたったのよ、世界中でつながっているの、こんな素敵なコーラスってある?」とPatti。・・・なんだか胸が熱くなった。あっという間の40分。ヒーリング効果も満点の素晴らしいライブだった。

(Tuck and PattiのHPはタイトルをクリック)

2009年5月4日月曜日

グラン・トリノ

こう来たか・・・。
私は”ダーティー・ハリー”のイーストウッドにマンマとだまされ、"ウォルト"のイーストウッドに最高のエンディングをプレゼントされた。

現代のスクルージはヴヴヴ~と怒ったトラのような唸り声を出し(これがなぜか笑える)、吠えまくる。仁義の通じない今の時代ははある意味”戦場”と同じ、そんな戦場で、国家権力(警察)に頼ることに何の意味があろう。命令ではなく自分の判断で戦争を生き抜いてきた者の当然といえば当然の姿である。でも!警察に行ってほしかったなぁ・・・。

こんなまっとうな人がなぜか実の息子や孫と分かり合えない。こういう家族関係ってきっと沢山あるのだろう。若いヤノビッチ神父(これまた一昔前の若者のよう)の教えごときで簡単に自分の人生観を変えることはない。が、その辛い気持をどうにか -亡き妻がしたように- ヤノビッチ君に”懺悔”という形で伝える。しか~し、この思い、孫まで伝わるにはどのくらいかかるのだろう・・・。

うだうだゴタクを並べずに、ただしんみりと感激に浸りたい、そんな映画。泣けます。

2009年5月1日金曜日

American Idol 8

やっぱし、私の予想は全然当たらない。何と昨日のボトム3は私の上位3名(ヨロヨロ・・・)。
よろけている場合ではないが、日本から電話できないし。ま、クリスもアダムも落ちたとしてもデビュー間違いないだろう。だけどやっぱりファイナルで2人の歌声聴きたいわ。

2009年4月30日木曜日

American Idol 8

ん~、昨日もアダムとクリス、やってくれました。毎年全然当たらないから今年はやってなかったけど、やっぱりやっちゃおう。

1. クリス
2.アダム
3. マット
4.アリソン
5.ダニー

ダニーはナイスガイで歌もうまいけれど、華がない。でもダニーの絶大なる人気で、地味目のマットが落選するかもしれない。アダムが一番いいと思うんだけど、”アイドル”となるとクリスかな。本日トップ4発表です。今日本時間12:30。

で今5:30、なんとなく予感が当たり、

We say goodby to Matt

しょうがないけれど、しゃみしい。

2009年4月28日火曜日

つばさ

「お風呂入ってく?」

すごいよね、これ。泣きながら笑ってしまった。
つばさちゃんはかわいいし、オジサン、オバサンたちはひそかに芸達者で固めてるし、”てるてる家族”みたいなのりで楽しいヮ。

2009年4月21日火曜日

クィーン

2006年作品。ヘレン・ミレン(エリザベスII世)がその年のありとあらゆる賞を総なめにしたこと、記憶に新しい。素晴らしい職人芸である。

女王の孤高を描くため、メタファーを実に美しく挿入し、登場人物をデフォルメさせた”フィクション映画”である。しかし、現職の人々が実名で登場してくるもんだから、単純な私はドキュメンタリーを見ているような錯覚に陥ってしまった。登場人物はそれぞれ立ち位置が明確なだけに、性格が単純、誇張されている。ご本人たちはそれぞれに言いたいことはあるだろうけれど、女王が納得できる形で描かれていれば、特に王室の方々は納得いくのだろう。

女王は国民がタブロイドに踊らされることなく、冷静に自分のことを理解してくれる、と最後まで信じている。並々ならぬ重圧を背負い、真摯に職務をこなし、国民を信じている女王を理解するのはトニー・ブレア。私はこの”登場人物としての”ブレア首相に、大いに共感。このブレア首相を演じるのは、”フロストXニクソン”でフロストを演じたマイケル・シーン、いいですヨ、また何ともいえぬ”小物”ぶりが。

まるで”時代劇”を見ているような世界が脈々と続く王室。予行演習済みで国葬にぴったりと、自分の葬儀プロジェクトをダイアナに取られてショックが隠せない王太后。ショックを和らげようと、もっと滅入りそうな鹿狩りにウィリアムとヘンリーを誘い出すエディンバラ公。シニカルなユーモアが漂うコメディ要素も随所にみられる。

そして他人(国?)事とは思えない、王室の意義に付いて真面目に考え込まされた私であった。

2009年4月16日木曜日

American Idol 8

Top8から7への結果は、Lil(ゲストのタランティーノがファンだって)とMattがブービー争い。で、結果、Mattが去ることに。失礼ながらMatt君については、予選の映像でもあまり目立っていなかったし、気がついたらTop36にいた人という印象を勝手に持っていたのだけれど、Top12後はお気に入りの4人に入っていただけに残念。 と、思ったら出ましたっ、ワイルド・カード。ここで切りましたか。

Adamは”Born to be Wild"を歌って、激しくマイ・ステージを作り上げていたのだけど、サイモンは「ロッキーホラーショーみたいだ」って。あはは、確かに。彼の場合は残るかどうかはもう関心事ではなく、次はどんなステージを見せてくれるか。くれぐれも”自己陶酔の世界”に気を付けてもらいたい。

Dannyは今回ボトム3に入っちゃったけど、シーズン5の中高年齢層にも受けのいい”テイラー”タイプで残ることができるか。

2009年4月15日水曜日

フロストXニクソン

主演は舞台と同じ、ニクソン役を演じたフランク・ランジェラとフロスト役のマイケル・シーン。まさしくアメリカがお題の映画であるが、”ヒーローX悪者”的なこれまたアメリカ特有の押しつけがましさがない。監督はロン・ハワードなんだよね~、これが、新鮮な驚きだった。

フランク・ランジェラあっての作品。舞台と映画では当然演技も変わってくるが、舞台俳優はやはりすごい。ニクソンのカリスマ性、うっ屈した性格、懺悔や後悔、闘争心、プライド、満たされない心、ひとつ漏らさずその声、顔の皺一本に刻みこむ。もちろん素晴らしい脚本あっての作品ではあるが、ニクソンがなぜ大統領になり、そして失脚したのかをナットクさせずにはいられないフランク・ランジェラの力量がものを言う。

また”小物”を演じるマイケル・シーンは、不自由のない家庭で育ちケンブリッジを卒業、その軽さ、真面目さ、人好きのするテレビ業界の人間を嫌みなく演じている。ニクソンにお上品にノックアウトされる表情、大統領とテレビ司会者の重さの違い、一瞬の隙をついたインタビュアーとしての”正義”を嫌みなく演じている。

最終的には”性格”が全て、ってことか。大統領からだいぶ身近な話になっちゃうけど、リーダーの条件とは、って最近職場でまさしく"人格”について考えさせられることが多い。
そして、
視聴者は話の内容ではなく、一瞬の映像だけで物事を判断するのくだり。2者のガチンコ勝負、実は視聴者との三つ巴だったわけでもある。軽いのはTVを信じる私たちでもあるのね。


2009年4月14日火曜日

Britain's Got Talent -Ms. Susan Boyle-

イギリスのオーディション番組、昨日は盛り上がったようだ。
以前ポール・ポッツさんに驚いたが、これも驚きのスーザンさん。
でも、失礼ながら本当に47歳なのかなぁ・・・。いや、この歌声年齢(そんなものあるかどうか知らないケド)を信じよう。

2009年4月13日月曜日

バーン・アフター・リーディング

生活階級の違う、でも本人達が思うほど知的レベルは大差ない人達の、自己中心的なずる賢い思いつきが偶然にヒットしたとき、思わぬ方向に自体が運んでしまう。社会の上下、裏表を区切っている柵は、いとも簡単に壊される。

演じる俳優をそれぞれ想定して書かれたというキャラクター、
皆が密に想像してた、たとえばこんなこと;
ブラッド・ピットは脳みそまで筋肉かも、
ジョージ・クルーニーは今やタダの女好きの中年になってしまったのかも、
ジョン・マルコビッチは見た目そのままのしつこくて変な人だろう、
ティルダ・スゥイントンはコワそうだけど本当にコワいのだろう、
フランシス・マクドーマンドは全然
容姿を気にしてないようで、実は・・・。
みたいなことがそのままなので、実にウケた。・・・こんな意地悪なこと思ってたの、私だけか。その期待を裏切らない俳優の皆さん、本当に芸達者。

特筆すべきはブラッド・ピットのおバカさ、一瞬たりとも見逃せない。実は私、コメディじゃない映画のおバカにトキめいたのは初めてだ。
私のクルーニー様、ここまで落とさなくても、と思いつつもやっぱり好きだわ。
映画は・・、”ファーゴ”や”バーバー”には及ばず、星3つ。

2009年4月9日木曜日

American Idol 8

日本では今週マイケル・ジャクソンがテーマ。アダム・ランバートの"Black or White"は、圧巻、一人勝ち。これを聞きながら、なぜか彼の”ジーザス・クライスト・スーパースター”が聞いてみたいと思った。アダムは”ライオンキング”などのミュージカルに出演していたというから、既に人前で歌っていたわけだけど、誰も声をかけなかったのか、今までなぜ世に出ていなかったのかなぁ、と不思議になる(とローラも言っていた)。まさに埋もれたダイヤを発掘する、という番組の主旨にぴったり合った人材。

アメリカでは今週、トップ8。アダムは、ティアーズ・フォー・フィアーズの"Mad World"を歌う。原曲の雰囲気はそのままに、美しい声を魔法のように操り、しっくり聞かせるアダム・ヴァージョンが出来上がった。サイモンは短めのコメントの後、何も言うことはない、という感じでスタンディング・オべーション。それにつられ他の3人の審査員も立ち上がり拍手。まるでファイナルのような一場面だった。

アダムは万が一何かあっても新ルールの”ワイルドカード”が間違いなく使われるだろうし、もしかしたらこの新ルール、彼のために作られたのではないか、と勘繰ってしまうほど。しかし、ここまで来ればファイナルで優勝しなくっても誰もほっておかないだろう。今更アイドル、って感じではないものね。で、私はアメリカン・アイドルとしてはクリス・アレン君あたりがいいのでは、と思っているのだけれど。

2009年4月7日火曜日

スラムドッグ$ミリオネア

ダニー・ボイル監督、前作「サンシャイン2057」の無機質な空中の世界から180度、とびっきりオーガニック(?)な地上の世界へ。まことにストライクゾーンが広い。脚本は「フルモンティ」のサイモン・ビーフォイ。

これが生のインドの姿とすれば(そうらしいのであるが)、まさに悲惨。見るも無残な境遇の中を、人間の本能 -生命力であったり、善の心であったり、人を好きになる心であったり- その全てをありったけ絞りだしながら、子供たちは駆け抜けていく。あっけらかんとしたはちきれんばかりのエネルギーは、まるで重い現実という壊れかけた車に注がれるハイオクガソリン、私たちをのせてガタガタ道をぐいぐいと走っていく。そんな引力をもった映画だ。

過酷な運命との戦いは人生の教科書、クイズと回答が書かれた紙を読むミリオネア司会者(コイけどみのもんたには負ける)の想像も及ばない世界。”ファイナル・アンサー”、世界中でこれほど人生が詰まった正解はどれほどあるのだろう。シンデレラのようなファンタジー映画、こんなことはないとはわかっていながらも、机上の勉強で頭でっかちな子供ばかりの”どこかの国”っていったいなんなのよ、と思わず思ってしまう。

主人公ジャマールを演じるデーヴ・パテルはお上品(過ぎちゃったかな?)。なーる、ロンドン生まれで既にイギリスのTVで活躍している。ラティカのフリーダ・ピントはソフトなタイプのインド美人(過ぎちゃったかな?)、ウディ・アレン作品に出演が決定している。絵にかいたような美しい若者に成長するのもフィクションの世界、つらい子供時代が美しく変わってゆく非現実の世界は映画ならでは。しかし、うXちまみれになりながらもその過酷な運命を演じたジャマールと兄のサリームの幼少、少年期を演じた子役たちがデーヴやフリーダと同じくらい、それ以上の立役者と言えるかも。

エンディングはいいですよ。たけしの座頭一みたい。ウフフ、見てのお楽しみ。

2009年4月6日月曜日

Twilight


人間の女子高生ベラと吸血鬼の男子高校生エドワードの物語。ステファニー・メイヤーの原作を読んだ女の子が、私も血を吸われたい、と大騒ぎしたベストセラーの映画化。ベラは『イントゥ・ザ・ワイルド』のクリステン・スチュワート、エドワードは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のロバート・パティンソン。

ハリーポッターの延期に伴って上映されたこの映画、ふたを開けてみれば世界中の女の子がハマった大当たり。私でもズブッと片足をのめりこませたような感じ。筋書きどうりの”初恋”が見る人に満足感を与えるのだろうか。色白と言うよりも白塗りのエドワードが、「僕に近づくな」と毎日ベラに近づき、人間離れした能力で彼女を交通事故から間一髪で救い出す。このへんは”ロズウェル”っぽい。そして、なんてことなく簡単にエドワードの正体がわかっちゃうベラ。彼はあっさり認めて自分の秘密やら、ちょっと体の硬いスパイダーマンのようではあるが多彩な芸を披露する。ものすごく強いのに暴力振るわずガンつけただけで悪者は逃げてくし、必要な時に現れて「君を守る」と静かに語られれば、自分に言われてるわけでもないのに年齢を超えてテンション上がる、上がる。

さすが女性監督、視点はマッチョにならず、何が女子の、いや、オットもはまったみたいだから、老若男女の心をくすぐるか、徹底的に分かっておられる。ベラ役のクリスティン・スチュワート、吸血鬼ならずとも本当に美味しそうに見えてくる。エドワード役のロバート・パティンソン、見れば見るほど変な人<<素敵な人。口紅塗ってるし、真っ白だけど、「インタビュー・ウイズ・バンパイア」みたく青筋立ってないし、100歳超えてるのに初々しいのがいい。

「ポーの一族」思い出すなぁ。