2009年10月5日月曜日

刑事コロンボ

コロンボシリーズが日本で始まったのが1972年(?違ってたらスミマセン)。確か土曜日の夜8時からで、野球シーズン中は天気がいいとナイター優先で、放送が先送りになることがあった。で、友達と学校のトイレで、掃除のモップを片手に、コロンボ見たさで”雨乞いの踊り”をしたことを覚えている。

3日の土曜日に「黒のエチュード」(1972)を見る。
浮気相手のジェニファーに結婚を迫られた、オーケストラの指揮者アレックス。アレックスはマスオさん状態、奥さんのお母さんは厳格で「裏切りは許しませんことよ!」と明言するような彼の仕事場のオーケストラの理事。いつもここで「ごめんなさ~い!と言えば良かったのに」と思うのであるが、そんなことしたらコロンボの出番はなくなる。さて、困ったアレックスは自殺に見せかけてジェニファーをオシャカにしてしまうのだ、ヒエ~~。

アレックス役はあの”ジョン・カサベテス”。コロンボを見始めたころ、私はほんの子供。とにかくどんなに素敵でも理由があっても”犯人はワルモン”、どんなにシツコクてもイヤミでも”コロンボはイイモン”という視点でしか見てないし、ましてやワルモンをどんな凄い人が演じているなんぞ、意識したことなどあるわけもなし。しかし、今は違うわよ!(ま、かなり好みに左右されるけども)、今回は監督にスススス~とフォーカス。凄いよね、さすが、いい役者でもあった。どこが、といわれるとそれほど深い内容のドラマでもないので、ちょっと困るのではあるが・・・。

70年代、ピーター・フォークはカサベテスの映画に出演している。カサベテスの奥さんジーナ・ローランズと共演した「こわれゆく女」が印象に残っている。そして、アレックスの奥さん役はブライス・ダナー。今ではグウィネス・パルトローのお母さんといわれるほうが多いかな。やっぱり親子、表情が似てる。そしてコロンボのピーター・フォークは現在アルツハイマーの治療中。さみしいなぁ・・・。

吹き替えの声優さんにも思い入れがある。基本的に映画、ドラマは字幕版しか見ないけれど、コロンボに関しては吹き替えOK。”奥様は魔女”の北浜晴子さんの声と共に、海外ドラマの原体験に刷り込まれちゃってるから。しかし、私の勝手な趣味でコロンボは小池朝雄さんに限る。あ、ついでにバカボンのパパは雨森 雅司さんなのだ。そして故人である小池朝雄さんの声は、何とも懐かしい響きでン十年前を呼び起こしてくれた。久し振りに見た刑事コロンボは、私の心の中の懐かしい”USA”そのものだったのだ、とノスタルジーに浸ってしまうのであった。

2009年9月30日水曜日

歴史 錯乱

ワカが「学校で社会のテストがあるので、覚えたかどうか問題を出して」、というから聞いてみた。

私 「大化の改新は中大兄皇子と誰?」
ワカ 「中臣カタマリ」   ずっしりと重そうな家臣だ・・・・

私(気を取り直して) 「聖武天皇が建立した寺は?」
ワカ 「トウリュウ寺」    法隆寺と東大寺のハイブリッド レオポンじゃないんだから・・・

私(だんだん心配になりながら) 「枕草子を書いたのは?」
ワカ 「セイショウネン納言」  青少年納言・・・なんだかアヤシゲな響き・・・

勢いよく自信満々の答えが帰ってきたのは、やっぱり”小野妹子”。「男の人の名前なんだよ~。」子供にはインパクトあるよね。今も昔も少年少女は変わらないのだ。

2009年9月28日月曜日

ダースベーダー

全編通じて一生をつづられるのは彼だけ。 彼こそスターウォーズの顔。 子供、青年、反抗期、生焼け、ワルモノ、お父さん、幽霊、と紆余曲折があるだけに、老若男女の心を捉え、いろいろ突っ込まれもする。そんな中、あれこれ面白いネタが沢山あるけど、最近見つけて笑った二つ。

chocokunn さんの
会社とかでは見ないように、思わずこちらもフイてしまう。
bakkhus1971 さんの
「やっとここまで・・」の独り言から始まり、まだまだつづく・・・。

2009年9月26日土曜日

つばさ 最終週

カノコさんとタケちゃんが、勢いあまってトロッコに乗り込み、走る、走る。見ているほうはこっぱずかしいのであるが、照れ隠しはお上手で、行く先にはあらら~の終点があった。中年って寂しいわ~、って思うけどもあのまま走り続けられても・・・、と胸をなでおろす。一方、つばさとしょうたもトロッコで走る、走る。若い二人はどこまでいったか分からない。カノコさんとタケちゃんのトロッコでもしかしたらと思っていたけど、これを見てやっぱり作者は”小さな恋のメロディー”が好きだった!と勝手に思う。

あの映画のエンディングは爽快で、ちょっと心配で、物語の完結を考えるとどうにも引っ込みがつかないけれど、だからどうだって言うの。そのトロッコは終点もなく、30年以上も私の中では走り続けている。な~んて書くと、ロマンチックなんだけど、中年になったダニエルとメロディが、フォレスト・ガンプのように永遠に行ったり来たりしてるのを想像するのはやっぱコワイ。

と、思っていたら、マイケル・ジャクソンの友人として久しぶりにマーク・レスターの名前を目にした。で、近影の写真も見た。・・・やっぱり、トロッコ、降りちゃったのね。

2009年9月22日火曜日

猫とオウム

もうごらんになった方沢山いると思うけれど・・・。 タイトルをクリックしてね。

オウムさんが指でバランバランとお顔をなでると、ネコさんはうれしくてなめようとする。
オウムさんの目は横についているから、ネコさんのほうを向くとお顔がよく見えないからか、それとも熱々の現場を撮影するカメラが気になるのか、ずっと正面を向いて横に脚を上げている姿がオモシロイ。

2009年9月14日月曜日

X-MEN ZERO

再生能力で不死身のウルヴァリンとお兄さんのビクターが、19世紀終わりから20世紀までのあらゆる戦争に参加する冒頭の戦闘シーンでびっくり、大規模建造物破壊シーンはゴジラもびっくり、ウルヴァリンの人体改造にいたってはハルクもびっくり。

主演のヒュー・ジャックマン様は白目をむくと眉間に顔の筋肉が集中し、歯を食いしばると首から鎖骨までの筋肉がビビーンと緊張、爪を出せば腕がパンパンに張れ、体中の血管が隆々たる筋肉の上を這いまわり、なんだかすごすぎる。ヒュー様は04年にはミュージカルではトニー賞を受賞、今年のアカデミー賞は司会もした。大学ではジャーナリズムを勉強し、それと何の関係もないけれど、2008年ピープル誌で最もセクシーな男に選ばれる。ヒュー様の自慢を私がしてもしょうがないけど、凡人から見ると既にミュータントである。

全然似てないお兄さんビクターを演じたリーヴ・シュレイバー、この人「ニューヨークの恋人」で精神病院に入れられちゃったメグ・ライアンの恋人役をしてた人。(このときヒュー・ジャックマン様は19世紀の没落貴族の上品な紳士役。)涙目になりながら、時空の境目の存在を訴えていたあのひ弱な役柄から180度転換。キバの生えたキョーボーなお顔は迫力満点。

さて、X-MENの映画について言うと、ミュータント対人間の戦いが描かれているだけで、深いストーリー性みたいなものは、ナイ。しかし、ミュータントを通してアメリカの人種差別問題を描いているといわれ、深読みに十分耐えうる作品なのだ。私はブライアン・シンガー監督の1作目が作品としては好きだけど、ウルヴァリンの強さや魅力はこのZEROで満喫できる。

ウルヴァリンはコミックスの中で、日本人のやくざの娘と結婚する。残念なことにこのお嫁さんはふぐの毒で殺害されてしまうのであるが。映画オフィシャルサイト(タイトルをクリック)のヒュー・ジャックマン様はインタビューで、「次は日本で撮影したい」なんておっしゃってる・・。ドキドキ。実現したらいいなぁ。

2009年9月13日日曜日

ルー大柴の足

先週の水曜日の趣味悠々の山で元気には、燕岳。
実は私、二十ウン年前、1泊2日で登ったことがあるのだ。ここの山小屋は、小屋ではなくホテルといわれるほど設備が整っていて、初心者にもやさしい。TVで見るとさらにヴァージョンアップしているように思えたが・・・。

さて、雨の中山頂に到着したルー大柴さん、足が疲れたというとなんと田部井先生がルーさんの足をオイルマッサージ。先生自らのマッサージにも驚いたんだけど、もっと驚いたのはルーさんの足。指が細くって足の裏もやわらかそうで、とってもきれいなのだ。フス・フレーゲに行っているのか?!。一緒に見ていたワカは「女の人の足みたいだね」。(誰と比べているのだ・・・。)確かにねぇ、なまめかしいって言うか何て言うか。そしてカメラはズズッと後ろに引いて、足首から上が写る。ルーさんの脚を見たワカ、「ん、やっぱり男の人の足だね。」 脱毛エステには行っていないようだ。

とにかくルーさん、この番組中はくだらないこと一切口にせず、先生に静かに付いて行く。山小屋では趣味の抹茶を立てて先生と一服。物腰、しぐさが上品なのだ。しかし何かせずにはいられないのか、次回の予告の時には顔の大アップ、面白い目つきで(真面目だったらごめんなさい)笑いを誘う。来週は燕岳からの下り。雨で滑りやすくなっていそう、ルーさんがんばれ。

2009年9月12日土曜日

高尾山 <番外> トリックアート美術館

ワカたってのリクエストで高尾山口駅前にあるトリックアート美術館へ。

先月、Bunkamura ザ・ミュージアム「奇想の王国 だまし絵展」に行った。11歳の若者は「面白~い!、すご~い!」を連発しながら元気に鑑賞していた。オット曰く、「若い人はだまし絵とかが好きだ」って。・・・確かに、まわりを見ると若者が多い。一方、私はだまし絵のトリックを見つけるどころか、絵自体がどこにあるのだ?という混雑で、くたんくたんになってしまったのであった。

そんなこんなであんまり楽しい思いをしなかった私、美術館を目の前にして乗り気でない。そのたたずまいは美術館というよりも遊園地の”なんとかハウス”、入場料だって結構するし(大人1300円、子供700円)。せっかくリフトで脳みその洗濯したのになぁ、パスしたいなぁ。わくわくのワカの手前、口には出さなかったものの、かなりしぶっていたのは確か。

「ずーっとここに来たかったんだよ、うれしいな~、うれしいな~」のワカの声に逆らい切れずチケットを買う。まず入口でスプーンのような形をした紙を受け取る。中に入るとやっぱり”美術館”というよりも、遊園地の”なんとかハウス”って内装である。先に進もうとすると、ガイドのお姉さんに呼び止められる。美術館の楽しみ方を説明するとのことで、これまた安っぽい壁画の前に立たされる。あんまり聞く気がしないなぁ、めんどくさいなぁ、まだ、乗り気でない私。

ガイドのおねえさんに言われるまま、入口でもらった紙で片目を隠す。すると、何と、目の前の安っぽい(失礼!)建物の壁画が、うわわわわ~っとうきあがってくるではないか。これはすごい。このあたりで乗り気の針が90度ピンっと動いた。説明はさらに続く、さっきとはうって変わって聞く気満々。隣にはやっぱり安っぽい牛(だったけか?)の壁画。片目を隠し、牛の顔を見ながら左から右へ壁画と平行に2,3メートル移動すると、あらららら、牛の顔が私を追って左から右へ動く。ここにきて乗り気の針は180度反対に倒れ、すっかり鑑賞モードに突入。

館内すべて撮影自由。カメラは一眼なので、片目の状態であるから、写真はみな立体を写したように出来上がる。十人十色のポーズで写真を撮りながら、ワイワイ、キャーキャー、ゲラゲラと、大人から子供まで楽しそう。ガイドのお姉さんたちは、案内だけでなく写真も撮ってくれる。親切で明るくて好感度高い。全部観賞する頃には、すっかり始めの”めんどくさいモード”はどこへ、写真とりまっくってワカとおんなじくらい楽しんでしまった私であった。

どんなものが展示されているかはタイトルをクリックしてね。展示内容とは関係ないけれど、建物の外観をもう少し高尾山の自然に調和したものにすれば、もっといいのに。

2009年9月11日金曜日

高尾山 下り

サル園を後にして、帰りはケーブルカーではなくリフトに乗る。

2人乗り、路線距離は900メートル弱、なが~いのだ。そして下を見ると結構高い。安全ベルトがないので、足もとがムズムズ。浅く腰かけていて、つるつるした素材のものを着ていて、居眠りなんかしたら、もしかしたら落ちるかも・・・、なんて考える。もちろん下にはネットが張ってあるけどね。人間、下ばかり見てると考えも下向くようだ。頭をあげて前方を見ると、やっぱり上向くなぁ。目の前には緑の海が広がり、リフトのロープは森の木々に吸い込まれるように、ず~っと遠くまで続いている。その景色があまりにも綺麗で、頭の中のいらないスイッチがひとつぽちっと消えた。

・・・・・・・・・・・・・・・ツクツクボ~シ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カナカナカナ・・・・・・・・・・・ぴー、ぴよ、ぴよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ツクツクボ~シ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スイッチが消えたら、”音のない世界”が聞こえてきた。リフトはするすると空中を移動していく。ワカ曰く「あまり静かで耳が変になっちゃったかと思った・・。」 確かに。そよそよと風がそよぎ、上を見ると緑に縁取られた青空。木々の間からは斜めに陽が射しこんでくる。大げさに聞こえるかもしれないけど、おそらくここ何年かの中でも一番素敵な空間と幸せに満ちたひとときだった。このリフトは超お勧め。

週末は大変混雑しているそうなので、ぜひ平日に。

2009年9月10日木曜日

高尾山 サル園

せっかくここまで来たので、サル園・野草園にもよってみた。

サル園では、お昼ごはんの真っ最中。飼育係の方が猿山の中央に立って、マイクで猿の生態を説明しているところだった。ボスの条件は”信頼”。現ボス猿の”ネッシン”は、背中の数か所に勲章のような傷痕、体が大きくて、動きも堂々、初対面でも一目でボスだとわかる、目があったら思わずお辞儀をしてしまいそうだ。ボス・オーラが出ている。他の猿が一心不乱に食べているときも、何も食べずに端っこのほうでじっと群れの様子を見ている(それか一番に食べ終わっちゃったのか?)。飼育係さん曰 く、強いだけでなく、度胸があり人(猿)望がとてもアツいそうだ。多少の口げんかにはいちいち口は出さない、ここぞという時に「おらおらおらおら~」(と言ったかどうかは知らないが)と登場し、喧嘩を仲裁する。”サル山の金さん”だ。そんなとき、一緒に仲裁に入る若サル君は将来ボスとして有望だとか。

”金さん”は強くて威張ってるだけでなく、自ら先頭に立って世話仕事もするそうだ。猿山にある背の高い木はフェンスで囲われており(写真右側の木の幹)、その上部は電流が流れていて、お利口なお猿さんたちはビリビリするのでこのフェンスには登らない。ある日、事件発生。世間知らずの子ザルちゃんが、このフェンスの中に落っこちてしまった。するとネッシンは電流をもろともせずフェンスを乗り越え、子ザルちゃんを救いだし、しかも優しく抱っこして、落ち着かせてからお母さんざるに渡したそうだ。それでもってまた猿株が、ぐぐぐ~っと上がったという。”金さん”というより”清水次郎長”か。

そこにいる50頭ほどの猿さんにはみんな名前が付いていて、当たり前だけど係員さんはみんなの名前と顔が一致している。私にはボス以外はどれがどれやら・・。そういえば留学先でケニア人のお兄さんに、「日本人はみんなおんなじ顔していて、区別がつかない!」と言われたなぁ。私なんぞは最近若者の顔の区別がつかなくなってきているし。

野草園は夏のお花がそろそろ終わりで、ワビサビの枯れた風情。全部に名札が付いているので、助かる。サル園と一緒に見ることができる。

続く

2009年9月8日火曜日

高尾山 上り

NHKの趣味悠々「山で元気に」(水曜日夜10時)、第1回が高尾山。
1975年世界最高峰エベレストに女性として初登頂に成功した登山家の田部井淳子さんが先生、ルー大柴さんが弟子。洗濯物たたんだりしながらぼ~っとテレビを見ていたら、なんだか面白くって最後まで見てしまった。(そのあとの放送見ていないのだけれど、ルー大柴さん、結構険しい山に連れていかれてルー語も出ないくらいびびっていたらしい。)その田部井さんのお話に導かれるように、学校の代休があった月曜日、私も休暇をとってワカと2人で高尾山へ。

渋谷から乗換時間含めても1時間弱、しかも片道370円。そして高尾山口で降りるとすこし歩けばケーブルカーの駅、アクセスがいい。人もまばらで静かな駅前。さて、このケーブルカー、31度を超える日本一の急勾配に合わせて作られているので、勾配の緩い駅に止まっているときは、車内にはいると前につんのめったような姿勢になる。山を登り始めると今度は後ろに傾いたような姿勢に。ロープが切れたらジェットコースターどころではない・・・。もし切れても2メートルほど滑るだけで止まる強力なブレーキが付いているそうだ。”2メートル”って、具体的な数字だなぁ、ロープ切って実験したのかなぁ・・・。こんなとこ上っていくのかというほどの目の前の絶壁をわわわ、と後ろに倒れそうになりながら6分ほど上っていくと、清滝駅に到着。因みに最後尾で後ろを見ると絶景が楽しめるけれど、楽しみは帰りに残しておくことに。

清滝駅からは整備された道を浄心門まで歩く。浄心門をくぐって直進しようとしたところ、ワカの”ちょっとまった”。ワカ曰く、ルー大柴さんたちは門をくぐらないで横の道に入ったという。流石、若者のメモリーは大きい、私はぜんぜん覚えていなかった。地図看板を見ると山頂までの到着時間が短いし、見たところ人通りも少なく静かそうなので、4号路を行くことにした。

木々はちょっと疲れの見え始めた緑色、蝉の大合唱は終わり、ツクツクボウシが夏の終わりを2重唱。この4号路の始めは山頂を目指しているのに、なぜか下り坂が続く。下った分、上りが厳しいのではないかと心配になる私。道は結構細くって、2人がすれ違うのがぎりぎりのところもあり、つるりと足を滑らしたら結構怖そうなところもあり。下り道が終わると当然のことながら上り道になるが、心配するほど険しい所もなく20分くらいで山頂に到着。

山頂からは、澄んだ空気と鬱蒼と茂った木々の向こうに、うっすらともやのかかった東京が見える。見通しがいいと千葉まで見えるそうだ。この眺望を除けば、山頂というよりは近所の公園、と言っては失礼か。そろそろお腹がすいたので、薬王院までとっとっとっ、と下り、”もみじや”という蕎麦屋さんに入った。森一望の抜群のロケーションに立つお蕎麦屋さんの窓からは、涼しい風がそよそよと吹きこんでくる。半熟卵ののった冷やしとろろそばをいただいた。美味。

つづく

2009年9月6日日曜日

5才児にふられる

隣の5歳の男の子とお父さんと、立ち話。このくらいの子どもはほんとにかわいい。大人には思いもよらない発想やらお話がとっても面白い。

私  「いい自転車乗ってるね。」
5歳 「新しいの近所のお兄さんからもらった。」
私  「三輪車は乗らないの?」
5歳 「三輪車は昔のってた。」
私  「むかし・・・・、ああ、昔ね、昔っていつ?」
5歳 「4歳のときかな?」
私  「あはは・・・。じゃ、自転車の次は自動車だね。」
5歳 「18歳くらいで車を運転する。」
私  「ほー、そしたら乗せてね。」
5歳 「うん、乗せたげる。そしてね、20歳くらいで結婚する。」
私  ??!!「・・・あ、そう。じゃ、結婚式いくから。」
5歳  固まる。  沈黙。  かなり困った顔。   「ん~、いらない。」
私 ???
5歳 「同じ幼稚園の女の子と結婚するから。」

どうやら”5歳の結婚式に行く”=”5歳と結婚式する”と、勘違いしたらしい。
慌てて誤解を解くべく、「結婚式のパーティーにおばちゃんを呼んでね」と言い換えたら、大いに安心して笑顔に戻る。そばにいたお父さん、子供の勘違いに苦笑い。

彼の頭の中で結婚とはいったいナンであるかは知る由もないけれど、とにかく私が彼の許容範囲を法外に外れていたことは確か。しかしである、なぜ5歳は私と結婚、などと勘違いしたのだろうか・・・?幼稚園でかなりいろんな子に結婚せまられてたりして、ね。

2009年8月31日月曜日

GOOD, BAD, WEIRD

2007年韓国、キム・ジウン監督。これはすごい。久々に興奮した。ちょっと前にスキヤキ・ウエスタンがあったけど、こちらはキムチ・ウエスタン。カメラ、ストーリー、音楽ともばっちり。俳優陣は特にいい。

グエルム”を見てすっかりソン・ガンホ(WEIRD役)さんのファンになった。この人のすごいところは天性のユーモアと品格が全身に宿っているところ。汚れて、情けない、いい加減な人を落とすことなく絶妙なさじ加減でヒーロー一歩手前(これがまた難しい・・)まで持ち上げるあの技量。顔だけではなく指先、また寝息一つにまで役者魂が漂っている。

そして、イ・ビョンホン(BAD役)。西洋人にはない東洋人の細い筋肉をキリキリに絞りあげ、ゲゲゲの鬼太郎カットからアイラインばっちりの片目をギラリとのぞかせて、鷹のように冷酷なワルモノを一瞬たりとも無駄のない動きで演じている。GI・ジョーでも上半身裸だったなぁ・・。

何よりもかっこいいのは、チョン・ウソン(GOOD役)。”MUSA”しか彼の映画は見ていないのだけれど、その時もそのエレガントな容貌に息を飲んだ。しかし今回はその比ではない。身長187cm、胴だけでなく脚が長い。その長~い脚で疾走する馬にまたがり、すらっと伸びた上体はゆるぎなく、片手でライフルをくるくる回しながらガンガン打ちまくる姿に、私のハートも穴だらけ・・・。

ちょっとばかしタランティーノが混ざってるけれども、とにかく西部劇のエキスはちゃんと全編にふりまかれている。フルスピードとデフォルメされたキャラクター。これは良し悪しかな?気だるさだったり、切なさだったりそんなロマンがもうちょビットあれば言うことなし。

2009年8月22日土曜日

赤塚さんちの菊千代

まずはタイトルをクリックするベシ。

青梅赤塚不二夫会館の「天才バンザイ猫 菊千代展」を見てきた。19年間”猫の皮をかぶった”赤塚家長男”として、不二夫さんの飲み代を稼いだり、日本中の赤の他人(私のような)をとりこにした菊千代。 その菊千代の姿が9月27日まで写真やらビデオで存分に見られる。さらに、もりわじんさん作「招菊千代」御開帳も。
しかし、虚勢したときの菊千代のXXXマがホルマリン漬けで展示されていたのにはびっくりなのだ・・・。

特にビデオには爆笑。
赤塚氏 「お前が死んだらアメリカンショートヘアを飼う」
菊千代 ガブリと手に噛み付く。
赤塚氏 「イタタタ・・、アメリカンショートヘアはかわいいよね~」
菊千代 に”ゃ~ と怒りながら赤塚氏の手をさらにガブガブする。
   赤塚氏はそれでも菊千代のカンに触りそうなことをずっと言い続ける。
赤塚氏 「やっぱりワンちゃんを飼おう、ワンちゃんかわいいな~」
菊千代 堪忍袋の緒が切れて、ガバッと赤塚氏の顔に飛びかかる。後ろに倒れる赤塚氏、それを尻目に怒ったように向こうに走っていく菊千代。

・・・どこかで見た光景。うちでもたま~にこうした”猫いじめ”をして楽しんでいる。この前もミケ子に「あ~柴犬が欲しい!柴ちゃんかわいい!お外も一緒に言ってくれるし、呼べば走ってくるし。」と、こんな神経に障るようなことをねちねち言ってみた。だんだんミケ子の眉間に皺がより、尻尾でバシバシ床を叩いて、ほんと~にうるさそうにしていた。ウフフ・・・。
人間の言葉はしゃべれないけれど、きっとヒト一倍分かってるんだろうな、人間のいってること。

とし子さん行ってね!

2009年8月14日金曜日

Dr. House

数週間にわたって開催されたハウスのオーディション、”アメリカン・ドクター”もやっと終って新しいチームメンバー3人が決定。今週はなんとあのミラ・ソルビーノ登場。

南極で働く隊員の精神科医ケイト(ソルビーノ)がゲロゲロしながら倒れてしまう。南極は今、一番厳しい季節、救急を送ることも向こうから戻ってくることも不可能。そこでハウスたちがウェブカメラを使って遠隔診断、ケイトはその診断通りに自分で治療をすることに。初め乗り気じゃなかったハウス、画面の向こうのケイトを見たとたん目の色が変わる。二言三言言葉を交わしたらだけで、ぞっこんのよう(ヒュー・ローリーこの辺大変うまい!)。さてハウス帰宅してからも時間外などぜんぜん気にせず、自分の好きなようにず~っと診断を続ける。しかしどれも適切な治療にはならない。まるで隔離された南極は”アポロ13”のよう。限られた治療器具しかなく、ゼムクリップまでつかって病気の検査が進んでいく。

ケイトは言われたことにテキパキ反応するし、人間的な洞察力にもすぐれている。ハウスが診断と称し、セクハラまがい(いやあれは間違いなく・・・)なことしても、あくまでも同業者として堂々と応じる。
ハウスに薬を飲むことを進められるけれど、限られた量しかない薬は隊員用としてストックするため、はっきりとした診断結果が出るまでは飲むことを拒否。なんたってその覚悟・倫理感・自己犠牲みたいなものが医者としての彼の心をくすぐる。恋に落ちかけていたハウス、このあたりから一気に落下の加速度が増す。かっこいい、女の私でも惚れてしまう。

アブナイ生体実験大好きだったはずのハウスは、彼女をできるだけアブナイ目に合わせずに治したくって必死!ウィルソンにもフォアマンにもハウスの乙女心(?)ばればれ、ハウスの怒りながら照れてるところがかわいい。なんたってハーバード卒でアカデミー賞受賞者だもの、あ、それはソルビーノだけど、ま、ケイトはそんな感じ。

ところがハウス、いくらイイ女がいようと、ひとつのことにのぼせることはない。ウィルソンに新しい彼女ができたのではないか、とケイトの診察の合間に捜査。さらにTVっこのハウスは病室のケーブル放送が予算の関係で有料になっちゃって、無料視聴に戻そうと新しい3人の弟子を走らせる。忙しい、ハウス。

彼の知性と恋心をもってしても、南極の厚い氷を溶かすことはできなかった、ま、傷が浅くてよかったね。しかし、彼をたまげさせたのは、ウィルソンの彼女。なんと、あの”Bitch”(失礼、でもハウスがそう呼ぶんだモン)。ウィルソンもハウスに負けず劣らずオモシロい。

来週が楽しみなのだ。

2009年8月12日水曜日

去年の夏は遠い

ワカは昨日キャンプに出かけた。

今まで学校の宿泊行事が全部で4回、それに個人でのキャンプなどが4回、合計8回。我が家では嵐の前の静けさ、ならぬ、静けさの前の嵐。宿泊準備が穏やかに(”私が”、だけど・・)終わったためしがないのだ。せっかち&(他人には)完璧を求める私、毎回テンションがあがり、最後はいつも「なんで自分でちゃんとやらないの~!」と大声が出てしまう。通信簿やらテストの点数なんぞはどうでもいい!(良いに越したことはないケド)、しか~し”計画、準備、生理整頓、時間厳守”これって基本!!・・・あ、またテンションあがってきた。

と、ところが、な、な、何と!今回は実に落ち着いて自分で持ち物の用意をしているではないか。なぜ突然に?驚いた!ワカには悪いけど。能ある鷹は爪を隠していたのか?いや、そんなことはないだろう。幼虫から一気に蝶へ変身か?

じょじょに進歩してくれていったなら、こんな気分にならなかったのであろう。毎回目くじらを立てていたのに、こんなに突然変わられると拍子ぬけ。そして、さみしいんだなぁ、これが・・・。すっかり”おいてけぼり”をくらってしまったような。あの何にもできなかったワカが何とも懐かしいのである。もう一回あのボ~としたワカが見たくなるのだ。でもあんなに指導した後で、「ちゃんとするな!」とは言えないしね。

親のわがまま、ほんと、滑稽だ。涙が出そう。

2009年8月10日月曜日

ボルト

のっけから、CG技術に目を見張る。風景、部屋の中など実写のようだし、ワンちゃんの毛一本一本の動きなんぞはオドロキ。でもこれ、ピクサーじゃなく、ディズニーのアニメ。

ワンちゃんの一途で、ま、早く言えば単純な性格、それが笑いのツボで(昔志村けんが犬になっちゃったコント思い出す)、ホンワカと笑えるシーンが沢山。それに輪をかけ笑わせてくれるのが、ド単純なハムスター君。丸い透明の入れ物の中でくるくるくるくるくるしながら大陸横断、すごい。

そして最小メモリー搭載の鳩君たち。この鳩君たち、見た目は限りなく本物に近く、そして果てしなくボケている。常々鳩を見ながら思っていた。空を飛べばいいものをなぜ早足で地面を走りながら逃げるのか?目が横についているからしょうがないけど、なんだって目の前に落ちたものが首を左右上下に動かしても見つけられないのか?何が起きても顔色変わらないし、怒ってるんだか笑ってるんだか、もしかして本気で笑いを取ろうとしているのか?と思ったりしていた。映画を見ながら、海を越えた向こうでもおんなじこと思ってる人がいるのだな、と思わずにやり。そしてCGの鳩君たち、動きが何とも精巧で、鳥ぎらいのオットはその首の動きがあまりに生々しく、鳥肌立てていた。

声は誰かと申しますと、主役をジョン・トラボルト(暑いのでヒンヤリすること言ってみた)。ほかにはペニーのマネージャー役を”アリー”でリチャード役だったグレッグ・ジャーマンなど。

昔見た”三匹荒野を行く”(1963)という2匹のワンちゃん&猫ちゃんの映画を思い出した。

2009年8月8日土曜日

Adam Lambert

abc 放送のGMA Summer Concertに出演。
タイトルをクリックしてね。

まずデイビッドとアダムとクリスが3人で、出番少ないけど、アダムの声は際立っておる。デイビッド独唱の後はアダム。前髪が舞妓さんのようにシッカリ盛り上がってマス。ああ、素敵。

2009年8月7日金曜日

ウォレスとグルミット「ベーカリー街の悪夢」

今日、8月7日はウォレスの誕生日。グルミットは12月らしい。

第一作”チーズ・ホリデー” (A Grand Day Out)から何と20年。私が初めて見たのは”ペンギンに気をつけろ!” (The Wrong Trousers)で、確か動物園の動物たちのぼやきが聞けるリップ・シンクシリーズ「快適な生活(Creature Comforts)」と一緒に上映されていたような・・・。記憶があまり定かじゃないけど1995、6年だったように思う。一緒に映画を観終わった後、”かわいい”という言葉がキライなオットや渋好みの男友達も、”かわいいなぁ”と言っていたのを思い出す。

最近のドリームワークスとの共同作品は、面白いけれども、どこかしっくりこなかった。ピリッと山椒が聞いていないとでも言いましょうか。しか~し新作「ベーカリー~」はよい、やっぱりこの路線だ。ブラックユーモアと映画ファンが喜ぶパロディー満載。中でも大笑いしたのは”ゴースト”。ま、”ゴースト”はパロディーにしなくても笑えるけども。
そして、「パン人はだれだ!?」のコピー(ポスター見てね)。健闘はたたえる!けれど、なんというか・・。

さて、今回「ベーカリー街の悪夢」と過去の3作品(チーズとペンギンとサイバードッグ)の4本立てを見たのは、渋谷のシネマ・アンジェリカ。ああいう小劇場はとっても好きなんだけど、空調の利きが悪く、劇場内が蒸し暑かった。おまけに新作以外は家でシツコイ子供につきあって何万回(大袈裟!)もDVD見てるし、暑さとあいまって、チーズとペンギンの時はテレビの前で寝ているお父さん状態(スイッチを切ると「見てる!」と起き上がるみたいな)。最後のサイバードッグの”危機一髪” (A Close Shave)でようやく意識が戻る。

・・・何回もDVDで見たとはいえ、映画館で見ると一味違う。やっぱり映画はいいなぁ。

2009年8月3日月曜日

ROCKY

初公開以来だから、30ン年ぶりに見た。

1977年、家庭ではビデオも普及しておらず、毎日目や耳に入ってくるヴィジュアルはキャンディーズや、ピンクレディ、ジュリーなど。そんなナイーブな私が見たロッキー・・・、
”ボクシングで生きていくために貧乏生活を余儀なくされた好青年が、やっとチャンスをつかんで今まで以上に努力。お友達はこつこつと精肉店で真面目に働く正直者。その妹エイドリアンは、本当はきれいなのにお金がなくっておしゃれができないが、ロッキーのひたむきさが彼女を変身させる。いつでもドリーム・カム・トゥルーのアメリカはすごい!!”こーんな印象で、あのファンファーレに鳥肌立てながら見ておった。

30年はちと長かった。あんなに感動した割には、冒頭から全然覚えてないシーンの連発、そしてナイーブなお年頃に見たもんだから”今更なにいってるの?的”事実(私にとっては新発見)がいろいろ。冒頭、ロッキーは不良少女に一生懸命まっとうな道を説くものの、最後にアッカンベーをされてしまうところなど、当時は、なんて子供だ、ケシカラン!と思っていたけれど、今回あらためてロッキーの英語を聞き、そのあんちゃん言葉にたまげた。彼女の「なんたってあんたからそんなこと言われなくちゃなんないのよ」と言いたくなる気持もワカル。字幕をおってるだけではなかなか分からないものだ。ロッキーやエイドリアン兄のお下品な言葉使いは、ひじょ~にマイルドに翻訳されているし、口癖なども全部省略されている。字幕は好きなんだけど、難しいところである。そして、そんな下層階級の青年をかなり上手に描き、演じたスタローンに驚く(地のままって話もあるけど)。

70年代は”大衆映画”に大きな流れが2つ、ひとつは「ポセイドンアドベンチャー」(69)に始まって「タワーリングインフェルノ」(74)のような新旧大スター総動員でヒーローが頑張る”大作災害映画”、こちらは単純系。もう一つは「俺達に明日はない」(67)くらいから始まる演技派俳優が社会に深く入り込む”ニューシネマ”、こちらはチョイ複雑系。しかし、「ロッキー」はそのどちらにも当てはまらず、いや、どちらにも当てはまっていたというべきか。低予算でパットしない俳優陣が実にうまく役にはまり、しかも白人の貧困層とスポーツビジネスという社会問題をサラリと映像化している。人情があふれ暖かい”ヒーロー”が主人公で、世の中の理不尽さを突き詰める暗~い映画でもない。その上、普段はボクシングを見ない人でも映画を見ただけで、アドレナリンが湧いてくるような作品なのである。絵にかいたような単純なストーリーで、「そっか!この手があったのか」とみんなが思うような作品なんだけどね。付け加えれば、もしかしたらスタローンの苦労話もロッキーのようにプロデューサーが話題作りに仕掛けたんじゃないかと勘繰るくらい。
そんなこんなで、”ジョーズ”が現れ、”ロッキー”現れ、とどめの”スターウォーズ”ですっかり”ニューシネマ”は影をひそめ、災害映画に出ていた往年のミュージカル俳優は”ザッツ・エンターテイメント”に集合した。

スタローンはデビュー作からあの威勢のいいロッキーのテーマにのり、とっとっとーっと社会派筋肉路線に・・・。ロッキー成功の後、少し立ち止まり、タリア・シャイアにくっついてコッポラ路線に転んでいたら、別の映画人生があったのかもしれない。タイプが違うけど、メル・ギブソンが監督作品であちらこちらの境界線を歩いているような、そんな映画人生もあったような気がするのだ。ちょっと残念。因みに”ロッキー”以降このシリーズを私、イッポンも見てない。