2009年9月30日水曜日

歴史 錯乱

ワカが「学校で社会のテストがあるので、覚えたかどうか問題を出して」、というから聞いてみた。

私 「大化の改新は中大兄皇子と誰?」
ワカ 「中臣カタマリ」   ずっしりと重そうな家臣だ・・・・

私(気を取り直して) 「聖武天皇が建立した寺は?」
ワカ 「トウリュウ寺」    法隆寺と東大寺のハイブリッド レオポンじゃないんだから・・・

私(だんだん心配になりながら) 「枕草子を書いたのは?」
ワカ 「セイショウネン納言」  青少年納言・・・なんだかアヤシゲな響き・・・

勢いよく自信満々の答えが帰ってきたのは、やっぱり”小野妹子”。「男の人の名前なんだよ~。」子供にはインパクトあるよね。今も昔も少年少女は変わらないのだ。

2009年9月28日月曜日

ダースベーダー

全編通じて一生をつづられるのは彼だけ。 彼こそスターウォーズの顔。 子供、青年、反抗期、生焼け、ワルモノ、お父さん、幽霊、と紆余曲折があるだけに、老若男女の心を捉え、いろいろ突っ込まれもする。そんな中、あれこれ面白いネタが沢山あるけど、最近見つけて笑った二つ。

chocokunn さんの
会社とかでは見ないように、思わずこちらもフイてしまう。
bakkhus1971 さんの
「やっとここまで・・」の独り言から始まり、まだまだつづく・・・。

2009年9月26日土曜日

つばさ 最終週

カノコさんとタケちゃんが、勢いあまってトロッコに乗り込み、走る、走る。見ているほうはこっぱずかしいのであるが、照れ隠しはお上手で、行く先にはあらら~の終点があった。中年って寂しいわ~、って思うけどもあのまま走り続けられても・・・、と胸をなでおろす。一方、つばさとしょうたもトロッコで走る、走る。若い二人はどこまでいったか分からない。カノコさんとタケちゃんのトロッコでもしかしたらと思っていたけど、これを見てやっぱり作者は”小さな恋のメロディー”が好きだった!と勝手に思う。

あの映画のエンディングは爽快で、ちょっと心配で、物語の完結を考えるとどうにも引っ込みがつかないけれど、だからどうだって言うの。そのトロッコは終点もなく、30年以上も私の中では走り続けている。な~んて書くと、ロマンチックなんだけど、中年になったダニエルとメロディが、フォレスト・ガンプのように永遠に行ったり来たりしてるのを想像するのはやっぱコワイ。

と、思っていたら、マイケル・ジャクソンの友人として久しぶりにマーク・レスターの名前を目にした。で、近影の写真も見た。・・・やっぱり、トロッコ、降りちゃったのね。

2009年9月22日火曜日

猫とオウム

もうごらんになった方沢山いると思うけれど・・・。 タイトルをクリックしてね。

オウムさんが指でバランバランとお顔をなでると、ネコさんはうれしくてなめようとする。
オウムさんの目は横についているから、ネコさんのほうを向くとお顔がよく見えないからか、それとも熱々の現場を撮影するカメラが気になるのか、ずっと正面を向いて横に脚を上げている姿がオモシロイ。

2009年9月14日月曜日

X-MEN ZERO

再生能力で不死身のウルヴァリンとお兄さんのビクターが、19世紀終わりから20世紀までのあらゆる戦争に参加する冒頭の戦闘シーンでびっくり、大規模建造物破壊シーンはゴジラもびっくり、ウルヴァリンの人体改造にいたってはハルクもびっくり。

主演のヒュー・ジャックマン様は白目をむくと眉間に顔の筋肉が集中し、歯を食いしばると首から鎖骨までの筋肉がビビーンと緊張、爪を出せば腕がパンパンに張れ、体中の血管が隆々たる筋肉の上を這いまわり、なんだかすごすぎる。ヒュー様は04年にはミュージカルではトニー賞を受賞、今年のアカデミー賞は司会もした。大学ではジャーナリズムを勉強し、それと何の関係もないけれど、2008年ピープル誌で最もセクシーな男に選ばれる。ヒュー様の自慢を私がしてもしょうがないけど、凡人から見ると既にミュータントである。

全然似てないお兄さんビクターを演じたリーヴ・シュレイバー、この人「ニューヨークの恋人」で精神病院に入れられちゃったメグ・ライアンの恋人役をしてた人。(このときヒュー・ジャックマン様は19世紀の没落貴族の上品な紳士役。)涙目になりながら、時空の境目の存在を訴えていたあのひ弱な役柄から180度転換。キバの生えたキョーボーなお顔は迫力満点。

さて、X-MENの映画について言うと、ミュータント対人間の戦いが描かれているだけで、深いストーリー性みたいなものは、ナイ。しかし、ミュータントを通してアメリカの人種差別問題を描いているといわれ、深読みに十分耐えうる作品なのだ。私はブライアン・シンガー監督の1作目が作品としては好きだけど、ウルヴァリンの強さや魅力はこのZEROで満喫できる。

ウルヴァリンはコミックスの中で、日本人のやくざの娘と結婚する。残念なことにこのお嫁さんはふぐの毒で殺害されてしまうのであるが。映画オフィシャルサイト(タイトルをクリック)のヒュー・ジャックマン様はインタビューで、「次は日本で撮影したい」なんておっしゃってる・・。ドキドキ。実現したらいいなぁ。

2009年9月13日日曜日

ルー大柴の足

先週の水曜日の趣味悠々の山で元気には、燕岳。
実は私、二十ウン年前、1泊2日で登ったことがあるのだ。ここの山小屋は、小屋ではなくホテルといわれるほど設備が整っていて、初心者にもやさしい。TVで見るとさらにヴァージョンアップしているように思えたが・・・。

さて、雨の中山頂に到着したルー大柴さん、足が疲れたというとなんと田部井先生がルーさんの足をオイルマッサージ。先生自らのマッサージにも驚いたんだけど、もっと驚いたのはルーさんの足。指が細くって足の裏もやわらかそうで、とってもきれいなのだ。フス・フレーゲに行っているのか?!。一緒に見ていたワカは「女の人の足みたいだね」。(誰と比べているのだ・・・。)確かにねぇ、なまめかしいって言うか何て言うか。そしてカメラはズズッと後ろに引いて、足首から上が写る。ルーさんの脚を見たワカ、「ん、やっぱり男の人の足だね。」 脱毛エステには行っていないようだ。

とにかくルーさん、この番組中はくだらないこと一切口にせず、先生に静かに付いて行く。山小屋では趣味の抹茶を立てて先生と一服。物腰、しぐさが上品なのだ。しかし何かせずにはいられないのか、次回の予告の時には顔の大アップ、面白い目つきで(真面目だったらごめんなさい)笑いを誘う。来週は燕岳からの下り。雨で滑りやすくなっていそう、ルーさんがんばれ。

2009年9月12日土曜日

高尾山 <番外> トリックアート美術館

ワカたってのリクエストで高尾山口駅前にあるトリックアート美術館へ。

先月、Bunkamura ザ・ミュージアム「奇想の王国 だまし絵展」に行った。11歳の若者は「面白~い!、すご~い!」を連発しながら元気に鑑賞していた。オット曰く、「若い人はだまし絵とかが好きだ」って。・・・確かに、まわりを見ると若者が多い。一方、私はだまし絵のトリックを見つけるどころか、絵自体がどこにあるのだ?という混雑で、くたんくたんになってしまったのであった。

そんなこんなであんまり楽しい思いをしなかった私、美術館を目の前にして乗り気でない。そのたたずまいは美術館というよりも遊園地の”なんとかハウス”、入場料だって結構するし(大人1300円、子供700円)。せっかくリフトで脳みその洗濯したのになぁ、パスしたいなぁ。わくわくのワカの手前、口には出さなかったものの、かなりしぶっていたのは確か。

「ずーっとここに来たかったんだよ、うれしいな~、うれしいな~」のワカの声に逆らい切れずチケットを買う。まず入口でスプーンのような形をした紙を受け取る。中に入るとやっぱり”美術館”というよりも、遊園地の”なんとかハウス”って内装である。先に進もうとすると、ガイドのお姉さんに呼び止められる。美術館の楽しみ方を説明するとのことで、これまた安っぽい壁画の前に立たされる。あんまり聞く気がしないなぁ、めんどくさいなぁ、まだ、乗り気でない私。

ガイドのおねえさんに言われるまま、入口でもらった紙で片目を隠す。すると、何と、目の前の安っぽい(失礼!)建物の壁画が、うわわわわ~っとうきあがってくるではないか。これはすごい。このあたりで乗り気の針が90度ピンっと動いた。説明はさらに続く、さっきとはうって変わって聞く気満々。隣にはやっぱり安っぽい牛(だったけか?)の壁画。片目を隠し、牛の顔を見ながら左から右へ壁画と平行に2,3メートル移動すると、あらららら、牛の顔が私を追って左から右へ動く。ここにきて乗り気の針は180度反対に倒れ、すっかり鑑賞モードに突入。

館内すべて撮影自由。カメラは一眼なので、片目の状態であるから、写真はみな立体を写したように出来上がる。十人十色のポーズで写真を撮りながら、ワイワイ、キャーキャー、ゲラゲラと、大人から子供まで楽しそう。ガイドのお姉さんたちは、案内だけでなく写真も撮ってくれる。親切で明るくて好感度高い。全部観賞する頃には、すっかり始めの”めんどくさいモード”はどこへ、写真とりまっくってワカとおんなじくらい楽しんでしまった私であった。

どんなものが展示されているかはタイトルをクリックしてね。展示内容とは関係ないけれど、建物の外観をもう少し高尾山の自然に調和したものにすれば、もっといいのに。

2009年9月11日金曜日

高尾山 下り

サル園を後にして、帰りはケーブルカーではなくリフトに乗る。

2人乗り、路線距離は900メートル弱、なが~いのだ。そして下を見ると結構高い。安全ベルトがないので、足もとがムズムズ。浅く腰かけていて、つるつるした素材のものを着ていて、居眠りなんかしたら、もしかしたら落ちるかも・・・、なんて考える。もちろん下にはネットが張ってあるけどね。人間、下ばかり見てると考えも下向くようだ。頭をあげて前方を見ると、やっぱり上向くなぁ。目の前には緑の海が広がり、リフトのロープは森の木々に吸い込まれるように、ず~っと遠くまで続いている。その景色があまりにも綺麗で、頭の中のいらないスイッチがひとつぽちっと消えた。

・・・・・・・・・・・・・・・ツクツクボ~シ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カナカナカナ・・・・・・・・・・・ぴー、ぴよ、ぴよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ツクツクボ~シ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スイッチが消えたら、”音のない世界”が聞こえてきた。リフトはするすると空中を移動していく。ワカ曰く「あまり静かで耳が変になっちゃったかと思った・・。」 確かに。そよそよと風がそよぎ、上を見ると緑に縁取られた青空。木々の間からは斜めに陽が射しこんでくる。大げさに聞こえるかもしれないけど、おそらくここ何年かの中でも一番素敵な空間と幸せに満ちたひとときだった。このリフトは超お勧め。

週末は大変混雑しているそうなので、ぜひ平日に。

2009年9月10日木曜日

高尾山 サル園

せっかくここまで来たので、サル園・野草園にもよってみた。

サル園では、お昼ごはんの真っ最中。飼育係の方が猿山の中央に立って、マイクで猿の生態を説明しているところだった。ボスの条件は”信頼”。現ボス猿の”ネッシン”は、背中の数か所に勲章のような傷痕、体が大きくて、動きも堂々、初対面でも一目でボスだとわかる、目があったら思わずお辞儀をしてしまいそうだ。ボス・オーラが出ている。他の猿が一心不乱に食べているときも、何も食べずに端っこのほうでじっと群れの様子を見ている(それか一番に食べ終わっちゃったのか?)。飼育係さん曰 く、強いだけでなく、度胸があり人(猿)望がとてもアツいそうだ。多少の口げんかにはいちいち口は出さない、ここぞという時に「おらおらおらおら~」(と言ったかどうかは知らないが)と登場し、喧嘩を仲裁する。”サル山の金さん”だ。そんなとき、一緒に仲裁に入る若サル君は将来ボスとして有望だとか。

”金さん”は強くて威張ってるだけでなく、自ら先頭に立って世話仕事もするそうだ。猿山にある背の高い木はフェンスで囲われており(写真右側の木の幹)、その上部は電流が流れていて、お利口なお猿さんたちはビリビリするのでこのフェンスには登らない。ある日、事件発生。世間知らずの子ザルちゃんが、このフェンスの中に落っこちてしまった。するとネッシンは電流をもろともせずフェンスを乗り越え、子ザルちゃんを救いだし、しかも優しく抱っこして、落ち着かせてからお母さんざるに渡したそうだ。それでもってまた猿株が、ぐぐぐ~っと上がったという。”金さん”というより”清水次郎長”か。

そこにいる50頭ほどの猿さんにはみんな名前が付いていて、当たり前だけど係員さんはみんなの名前と顔が一致している。私にはボス以外はどれがどれやら・・。そういえば留学先でケニア人のお兄さんに、「日本人はみんなおんなじ顔していて、区別がつかない!」と言われたなぁ。私なんぞは最近若者の顔の区別がつかなくなってきているし。

野草園は夏のお花がそろそろ終わりで、ワビサビの枯れた風情。全部に名札が付いているので、助かる。サル園と一緒に見ることができる。

続く

2009年9月8日火曜日

高尾山 上り

NHKの趣味悠々「山で元気に」(水曜日夜10時)、第1回が高尾山。
1975年世界最高峰エベレストに女性として初登頂に成功した登山家の田部井淳子さんが先生、ルー大柴さんが弟子。洗濯物たたんだりしながらぼ~っとテレビを見ていたら、なんだか面白くって最後まで見てしまった。(そのあとの放送見ていないのだけれど、ルー大柴さん、結構険しい山に連れていかれてルー語も出ないくらいびびっていたらしい。)その田部井さんのお話に導かれるように、学校の代休があった月曜日、私も休暇をとってワカと2人で高尾山へ。

渋谷から乗換時間含めても1時間弱、しかも片道370円。そして高尾山口で降りるとすこし歩けばケーブルカーの駅、アクセスがいい。人もまばらで静かな駅前。さて、このケーブルカー、31度を超える日本一の急勾配に合わせて作られているので、勾配の緩い駅に止まっているときは、車内にはいると前につんのめったような姿勢になる。山を登り始めると今度は後ろに傾いたような姿勢に。ロープが切れたらジェットコースターどころではない・・・。もし切れても2メートルほど滑るだけで止まる強力なブレーキが付いているそうだ。”2メートル”って、具体的な数字だなぁ、ロープ切って実験したのかなぁ・・・。こんなとこ上っていくのかというほどの目の前の絶壁をわわわ、と後ろに倒れそうになりながら6分ほど上っていくと、清滝駅に到着。因みに最後尾で後ろを見ると絶景が楽しめるけれど、楽しみは帰りに残しておくことに。

清滝駅からは整備された道を浄心門まで歩く。浄心門をくぐって直進しようとしたところ、ワカの”ちょっとまった”。ワカ曰く、ルー大柴さんたちは門をくぐらないで横の道に入ったという。流石、若者のメモリーは大きい、私はぜんぜん覚えていなかった。地図看板を見ると山頂までの到着時間が短いし、見たところ人通りも少なく静かそうなので、4号路を行くことにした。

木々はちょっと疲れの見え始めた緑色、蝉の大合唱は終わり、ツクツクボウシが夏の終わりを2重唱。この4号路の始めは山頂を目指しているのに、なぜか下り坂が続く。下った分、上りが厳しいのではないかと心配になる私。道は結構細くって、2人がすれ違うのがぎりぎりのところもあり、つるりと足を滑らしたら結構怖そうなところもあり。下り道が終わると当然のことながら上り道になるが、心配するほど険しい所もなく20分くらいで山頂に到着。

山頂からは、澄んだ空気と鬱蒼と茂った木々の向こうに、うっすらともやのかかった東京が見える。見通しがいいと千葉まで見えるそうだ。この眺望を除けば、山頂というよりは近所の公園、と言っては失礼か。そろそろお腹がすいたので、薬王院までとっとっとっ、と下り、”もみじや”という蕎麦屋さんに入った。森一望の抜群のロケーションに立つお蕎麦屋さんの窓からは、涼しい風がそよそよと吹きこんでくる。半熟卵ののった冷やしとろろそばをいただいた。美味。

つづく

2009年9月6日日曜日

5才児にふられる

隣の5歳の男の子とお父さんと、立ち話。このくらいの子どもはほんとにかわいい。大人には思いもよらない発想やらお話がとっても面白い。

私  「いい自転車乗ってるね。」
5歳 「新しいの近所のお兄さんからもらった。」
私  「三輪車は乗らないの?」
5歳 「三輪車は昔のってた。」
私  「むかし・・・・、ああ、昔ね、昔っていつ?」
5歳 「4歳のときかな?」
私  「あはは・・・。じゃ、自転車の次は自動車だね。」
5歳 「18歳くらいで車を運転する。」
私  「ほー、そしたら乗せてね。」
5歳 「うん、乗せたげる。そしてね、20歳くらいで結婚する。」
私  ??!!「・・・あ、そう。じゃ、結婚式いくから。」
5歳  固まる。  沈黙。  かなり困った顔。   「ん~、いらない。」
私 ???
5歳 「同じ幼稚園の女の子と結婚するから。」

どうやら”5歳の結婚式に行く”=”5歳と結婚式する”と、勘違いしたらしい。
慌てて誤解を解くべく、「結婚式のパーティーにおばちゃんを呼んでね」と言い換えたら、大いに安心して笑顔に戻る。そばにいたお父さん、子供の勘違いに苦笑い。

彼の頭の中で結婚とはいったいナンであるかは知る由もないけれど、とにかく私が彼の許容範囲を法外に外れていたことは確か。しかしである、なぜ5歳は私と結婚、などと勘違いしたのだろうか・・・?幼稚園でかなりいろんな子に結婚せまられてたりして、ね。