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「いいにおいしますよ。」
確かに何とも上品な甘い香り。
「お正月の飾りつけの枝から落ちたのだけど、お花を水に浮かべておくだけでも香りが楽しめますよ。」
何と素敵な贈り物。お恥ずかしいことにこの花を私はぜ~んぜん知らなかった。注意して見てみると鎌倉のあちこちにこの花が咲いている。
庭師さんから聞いたときは、ロウバイを勝手に”老梅”と頭の中で変換していたが、”蠟梅”と書く。だからかどうかわからないけれど、黄色い花弁は蠟のように透き通っている。土に落ちた落ち葉と蠟梅が、絶妙な冬の香りのハーモニーを醸し出しだす。透き通った空気とほのかな香りを楽しみながら鎌倉の町を歩いた。
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